VRゲーム on the 現実。ナノマシンをばらまいているとはいえ、おかしいレベルの魔法がよく飛び交う。重力制御くらいならよくあるよくある。
なぜかカップルが多い。
デスペナはめちゃくちゃ厳しく、所持金の3/4とだいじなもの入れに入ってる装備品以外全部を持ってかれる。さらに一週間のログイン停止。もうここまでするならアカウントごと削除したほうが早くないか。全て失っても残るものがあるのって素敵やん?
一応ゲーム中VRゲームでトレーニングできる。
このVRゲームの方はmod歓迎タイプ。これで金稼いでる人もいるとかいないとか。
高速でなら現実濃度を保って二人分飛び続けられる。これで攻めのライラと守りのティラウがぶつかる。
親しい人間にだけミドルネームを公開するという習慣がある。そりゃそうだろ、だってミドルネームってすなわちユーザーネームだぞ。異性にはだいたいプロポーズ。同性には親友の証。これでいじめ対象になるなんてこともある。私はお前の名前知ってるから友達だよなあァァァ?
そんな中アゼさんだけフルオープン。変態かな?
最後のボスはやっぱり運営。
NPCを助けたい! こんなところに居させられるか!
と加熱したプレイヤーによる蜂起。なお、NPCからは『やりすぎちゃった☆』という報告が届いた。
ただ運営を存続させるためにプレイヤーに紛れ込ませた下積み連中にはちゃんと託したし、危機を大規模イベントに変えてやろうと奔走する程度には良運営。
ラストはバグ利用で空を飛んで運営に勝つ。プレイヤーが見つけた、プレイヤーの力。
ナノマシンはいわば科学のいいとこだけ使うインターフェース。視覚はARでゴリ押すけど。
発明について。下層から叩き上げの人間は発明という傍から見ると魔法関係ない不可思議現象が起こせてしまう。これについては運営は『親しくなったNPCから教えてもらう手間かかる割に現実濃度消費無しの大魔法』としてNPCが持つことを許している。今更ですけどね、あんたらの科学は時間と手間と設備投資と材料費が掛かり過ぎの洗練されてないものなんですよ。ARとナノマシンで無理やり再現しますけどさ。
なお、技術を習得して洗練した上で実地に来てアヤマに売り払ったぶっ飛んだ人間がいたらしい。誰も気にしなかったが盗んだので実刑判決は食らった。
つまり入街時の審査でちゃんと魔法として登録することが義務付けられてる。隠そうったって無駄ですよ、発明家データベースに載ってますし。これをすり抜けて向こうで発明を発動したら? 大魔法管理局トウリスが言いに来るらしいよ。
入った際に二条の正体バレからのアンドロ素体作成尊敬や、バレないようにの変装イベントなんかがある。今更だが二条は七篠の製作者なので変装スキルがあるのだ。素材がないのでほとんどイメチェン程度だが。
そこからニズトライベがあったりして盛りだくさん。
世界をゲームとして、バグという名の科学(予想外)を見つけてもらうために出来た都市。
運営にその自覚は全く無い。
ついでに言うとデヴァスティアには同じような都市が十個ほどあったりする。手を変え品を変えゲームを再現してる。
運営に勝利後、デヴァスティアは一応開放される。
ただしここで死んだらマジで何の補填もしてもらえない。
全て自分の好きにするデザイナーと全て自分の未発見にするプレイヤー、セレンディピティ
だって何見ても私が透けて見えるとか一種の地獄じゃん
達成感ではないか。何が悪い
スードネクロフィリアとpc決戦
俺達の好き勝手に付き合ってくれた
プレイヤーなんざもういねえんだよ!
カチン(歯車音)
ガチで殺しに来るラスボスと意思を継ぐ皆
欲望をコントロールするのがゲームの役割だ。
ところが、それじゃ収まりきらないことはみんな分かってた。
まあ当たり前だよ、収まりきるならそのまま死んじまう。
始まりから終わってちゃ世話ないぜ
セレンディピティが起きた頃には手遅れだ。
ゲームに騙されるな。
もう、世界じゃ収まりきらないのさ。
そんな情熱が、誰かを縛ってるんだから。
不思議な話だぜな?
何だって漸化式の形にもっていけばプログラミングできちゃうんじゃね疑惑
足りないなら階差にすればいいし(入れ子)
縋る。あいつは、第4の壁も超えて。
私に縋る。
私はプレイヤーだ。
私は変えられる。
私は時間を売っています。
早くそれを得られるという時間を。
売刻奴