up:: Life
up:: Eika_Mitsunagi
そうであっちゃいけないって、ずっと言われ続けて。
だから、参照した。そこに何もなくったって、満足していられるように。
その中身が変わってしまっても、何も無くなっていても、世界が、私自身が、その足をとどめることのないように――
――だって、私は。
そうであれと、願われたから。
そうであったことで、
誰かが喜んでいたから。
たとえ私が、
どれほどその心中を搔き乱そうと。
私は、そう振る舞い、
笑顔を届けることを、辞めたくなかった。