妖力は適性がないため身につけにくい。初めの間は。だんだん誰かに近づき始めるとこの適性が生え始め、固有スキルとして開花する。っていうかほとんど妖怪用固有スキルのための分類。なお実は「蓬莱人形」にもこの固有スキルが存在するが、条件上開花した瞬間確認する間もなく霊夢に殺される確率が99.99%。実質臆病相手にしか使えない。
魔理沙やエレンとして目覚めても妖力スキル扱いで開花する。人を殺してあれだけ恐怖を集めればそりゃもう妖怪だ。というか、呪力じゃないのか? 人を真似ることを基礎にするらしいが。なお、神の力は基本的に呪力ってパッさんが言ってた。

固有スキル以外にはオカルトなんかがこれ。噂に加え、形代や降霊術なんかを駆使すると身につけられる。なおオカルトは神力ほどではないが気紛れなので注意。

諏訪子を殺すと手に入るスキルは坤を操るだが、妖力として目覚めるのは祟り神の方。フランドールはスキルがありとあらゆる、妖力が禁忌シリーズ。こんなふうに別れてる。
なので能力が体を表してるメディスンなんかは結構意外。妖力は毒で死体を動かす力。
察するかもしれないがマイナススキルが多い。妖怪たらしめる部分だからね、しょうがないね。EXのアブノーマルっぷりはマイナス一歩手前だからという理由。

ちなみに魔理沙の妖力はシーフ。お前それでいいのか……?

肝心のアリス妖力は究極魔法(七色)。普通にクリアすると最後の一色として罪色(黒)を覚え、抜けた七人の穴を人形の力で埋めて生きていく。罪色は背負うだけ。

私が目覚めた頃には、もうなにもかも遅かった。
記憶は無慈悲に告げる。私がやったのだ。
この死体たちは私が作り上げたのだと。
なぜ殺した? わからない。
なぜ私が生きている? わからない。
なぜ、こうなってしまったのだろう?

八人形を揃えるとエンド分岐。対応する色魔法を挿入することで、その中の幽霊を外へ暴く。それは八人の盗賊団のお話。それだけで終わるはずの話。八人目の蓬莱人形に罪色を入れるとわかる物語の結末。

なお、RTAではまとめてやります。なので会話ダイアログボックスを置いて行きつつ先へ行きます。

人形、にんぎょう、ニンギョウ + 幕引きはやっぱりお辞儀で。世界全てが監視された究極の監視社会から逃げようとして失敗した。その無念を込めたドス黒い怨霊。記憶まるごと消されても、その無念を晴らせるようにと。
それを受け取ったアリスはこの幻想郷を停止させ監視社会を脱出する方法を見出した。誰も観測していないなら、私はその外に逃げられる。それを実現する罪色人形魔法。
説明は「使え」。効果は一撃必殺の気絶。というか人形化。紫にすら効いてしまう。使うのを辞めようとしてもどの方向に入力しても勝手に敵の方向に行き着く。
それではグランギニョル座、これにて閉幕。という声とともに、プレイヤーのカメラに罪色をぶつけて終わらせる。

……………………んー、陳腐。だって、幻想郷を停止させなくても、お前が出ていけばいいじゃないか。

ちなみに、罪色人形魔法を覚えた状態はバッドトリップのように世界が明滅する。この状態で読めるようになるthe Grimoire of Aliceの最後のページは必見。
この状況下で魔理沙人形の在り処を示されたりする。意地でもユーモア。

「誕生日」おめでとう。
君はただ、好奇心旺盛で、幼心を忘れず、聡く明るく、
大人の判断を持って、すべてを警戒し、眠りを惜しみ、
誰よりも臆病で、誰よりも、ずっと、ずっと美しい。

それだけだったんだよ。アリス。