「あああぁぁぁぁぁぁぁぐぁああああああぎゅうううう………!!!」

 部屋に満ちるは呻き声。

 「……えっと、大丈夫ですか……?」

 しかしそれは小悪魔の声でなく。

 「ああああああ……何か、チカチカしてる……モノクロでパンクな人型がこっち見てる……」
 「パンク……? っ! それ死神じゃないですか!? しっかりしてくださいパチュリー様!」

 言うまでもない、私の声である。

 いやあ、よくよく考えれば最初に倒れたときに運んでくれたのはコアなわけで。
 つまりディゾルブスペルで悪魔が死ぬわけがない。無駄な心配しちゃったな。

 「イン……ごめん、ちょっと、医者呼んで……ついでにコア呼び戻しといて……」
 「わかりました!」