最も優秀な人間と、最も愚かな人間を競わせるナカリア最悪の無法荒廃地帯。
掃除屋がいない分クライシアよりひどい。その分己の力だけが試される場所。精神も含め。自己をしっかり保ってないと倒錯に堕ちる。ただそれってもとからの形質じゃないのかという意見もある。
ただ一つ、死なないようにだけはユリスキーとローズラブが(勝手に)保証する。
クロミシロで好きあった男女に課される、最後の試練。
好きです→一緒には居られない、こんな世界で→なら会いに行ってやる→こんな方法が(教えるのは違法)
というコンボ。ちなみに外の一般人がビスカーニャを抜けた割合は小数点第六位までゼロ。途中で同性愛に目覚めて終わることも多い。
初心者狩り狩りがいる。
フィリアとフォビアの激突。
好きがあるからここに居ると言うフィリアと、嫌いがあるから対決するというフォビア。ぶつかる理由が皆無な気がしなくもないが、互いが互いを否定してるからね、しょうがない。
ちなみにこの荒廃してる地域がどこで経済圏作ってるのかというと、ナカリア裏に直結してる。いかにも人工物な化物を生産してる。それとこっそりサーシュとも繋がってる。
ここに共助と共有、安全と安心のオープンアークが来る。
完全感性アンドロイドが居る。というか、ここはもともとアンドロイドに自我を持たせるための実験区画。
皆それを言い訳にはっちゃけてるだけで。そしたらいつの間にかその意味も忘れられただけで。
西蔵伶佳
京縫才
仏崎秀多
露菊充
どんな世界線でも、この場所だけはただ一つ。それがビスカーニャだ。
自分はこんなにも救った、こんなにも必要とされた、こんなにも愛を持つことができた!
他人を愛してるって言える自分を愛してるんだろ。
彼女に捧げたい。僕なんかよりずっと上にいる彼女に。
君を駄目にすれば私は相対的に上に行けるよ!
愛と呼べるのは関わりのみを求めた関わりだけだよ。