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我々は寂しき生命である。
己の過去しか救えない。
人の想像力は貧弱で、本当に経験していない限り、真に迫り真に救うことはけして叶わない。
よって他者は救えない。

――当然だ。
いかなる手段をもってしても、たとえ心が読めたとしても。
我々が心を文字や言葉や絵に置き換えている限り、心が通じることなどありはしない。

しかし、それは救わぬ理由にはならない。

真に繋がらないのは、悪いことばかりではない。自己を保つ防衛の仕組みでもある。

パターン化という手もある。
こうすれば、ある程度大多数はこう考える。本能に訴えかけ、祖先が積み重ねた答えを利用できる。その蓄積された知識を活用することで、皆を同じ気持ちに書き換える。