「意味のないことはしませんよ。私がやる理由は全部、私が楽しいからです」
黒幕。あっちこっちの便利アイテムを一身に引き受けている。代表的なところでは、神専用立体チェスや、地底の核融合炉制御システム、月の女神の音声合成式神などなど。口調は胡散臭い大人。
その他ぬえ編より、魔軍の持つ神を封じるピコファイバー縄とか船落とすのに使った一発限りの長距離カスタム浪漫砲台とか船内の二人が持っていたビットとかも元は全部こいつの仕業。完全にこいつの介入で運命が狂っている。
全部趣味。山の河童のように誰にでも使えるグッズを、というより個人に合った品物を作るオーダーメイド派。
数少ない冴月麟を呼び出せる人。ちなみに呼び出せたうえで元に戻せるのはこいつぐらい。今までの常識を禁止で消したうえで名付けることで呼び出す。
破壊を奪って研究。冴月麟の警戒故に先にフランドールを潰すことが決定。無論完全には倒せなかったが。まあ他にも唯一禁止結界を真正面からぶち破れる能力だからね、そりゃ怖いよね。
ちなみに冴月麟は存在しない。このあとも顔を見せない悪役として暗躍。
無意識を奪って研究。の手筈が、先に暴走したことでしばらく後回しに。しかし自分ち前で暴れられるという。おかげで面々と再会してしまった。
ここから巻き込まれ系化が進む。
ぬえと急造コンビで正邪を追い詰めるぬえ編。実は意外と意気投合したらしい。元から劣化しすぎてまともなアイテムのない正邪に勝ち目なんぞない。そのはずだった。ちなみに得意なことは死体のフリです。
全く関係ないのに巻き込まれる正邪編。本当、音声合成式神くらいしか覚えはないんですけど。
「私は単なる『便利の犠牲者』ですよ」
ついにラスボス化するみとり編。アイテムに仕込んだ洗脳で全員を操る。実態は冴月麟の能力だけど。