外側からconfigファイルを弄れば初回起動時の名前入力と強制リセットは飛ばせるので「はじめから」を選んだ時点よりタイマースタートです。

 今回の「The Wonderland of Alice」はその中でもアクション量とムービーのタイミング、全体の時間が程よく、初心者の方でも気軽に始められるカテゴリです。他には蓬莱人を全員終了させる「蓬莱裁判《ハッピーエンド》」、悪人だけを殺してクリアする「悪の悪」、亡くなったはずの六人と共に最終ボスに七対一で挑む「スードネクロフィリア」などのカテゴリがおすすめです。
 ちなみに100%は平均記録124時間で走者三人です。

悪の悪:青娥、正邪、夢月、幻月、純狐、アリス、紫、霊夢(周回のどこかで主人公を殺す)、地底組、水蜜、ぬえ、紅魔勢、永琳
生物を殺すために殺したことがある人

各時間軸を飛び回り、主人公を塗り潰してラスボスを殺す『

 というか魔法だけでも何とかなります。有名すぎて対策されがちなのがネックですが、そこを応用力で上回れたら何とかなります。
 例えば炎魔法に対する水攻撃に対し、すぐさまフロギストンを打ち込んで燃える水に変換とかですね。紫魔女許さない。

 というか魔法だけで戦っても何とかなります。実際、RTAプレイヤーの中には魔法だけでヘカーティア三人と渡り合う方もいらっしゃいます。こないだ気力使いとガチバトルの動画を上げてたあの人です。
 
 では、スキルはどうやって覚えるのかというと。文献や師匠や目で見て盗んで学びます。具体的に言うと「こうしたらこういうスキルが出るよ」みたいな動きをひたすら繰り返し、熟練度を上げて覚えます。

 より端的に言うと格ゲーですが、そんなに難易度は高くありません。なぜなら幻想郷には美鈴、純狐、白蓮など優秀な師匠がたくさんいるからです。初心者でも基礎からみっちりやってくれる(人もいる)ので安心です。

 しかしRTAはそんな事する暇はないので文献頼りです。そのうえこのレギュレーションではとある理由で紅魔の大図書館に近づけないので、文献はかなり限られてしまいます。

 また、一部の霊力と気力スキルは動きを知らなくても熟練度が上がります。これは動きがすでに日常の一部として取り込まれているからですね。

 この後画面が点滅するので、三秒間画面から目を外します。フィルタをかけたので視聴者の皆様は安心だと思いますが、念のために目を逸らしてください。今です。
 この点滅、信じられないかもしれませんがプレイヤーの記憶を消してきます。百瀬ちゃんではありません。プレイヤーです。マジです。
 このゲームが闇のゲームと言われるようになったのはこれのせいです。点滅により人間の記憶領域にロックを掛ける、一種の催眠効果です。そりゃこんなもん作ったら組織からお声もかかるってもんですよ。
 ちなみにこれは警告で、次は記憶を破壊すると巫女が脅していますが、流石にこれはフェイクです。もう一回このルートを通るとゲームデータをバイナリ単位であとかたもなく消されます。ちょっとこのゲーム本気出し過ぎとちゃう?
 なおデータの復元性を使って復元すると、ついに巫女との一騎打ちが始まります。戦うまでの苦難がガチ過ぎる。

 さて、ここで重要なお知らせですが……いくつかのスキルが 1. アリスになる の条件になっています。魔法スキルの中からだけかと思いきや、なぜか「神力スキルをいずれか一つ」という条件もあります。これ絶対神綺のせいだな。
 
 幸い、条件になっている魔法スキルは名前を見た瞬間にアリスのスキルだと確信できるので、習得には迷いません。ただ例外なく熟練度殺人を要求してくるので非常に時間がかかってしまいます。
 例として、条件になっているスキルの熟練度を全て木材で稼ぐと120時間ほどかかります。100%RTAが二度も走れるぞ。

 なので今からそれを想定した行動を取っていきます。ここで人里に向かうのもその一環です。

 
 行動についての記述を削り対処だけを書いています。妖怪側としてはこの本に則って化かし、その後に本に載っていない化かし方をすれば難なく恐怖を与えられるため楽になるわけですね。
ですが分かりやすいように大きく発動時の絵が描いてあるため、これを真似すれば

ダッシュ中のコース取りは重要です。本来は森にいそうなキャラクターと一緒にいるので考える必要はありませんが、今は一人。注意して走らないと道端の妖精に囲まれてタイムロスになります。
 どころか最悪死にます。彼女らの基準は「ある程度戦う術を知っている人里の人間」であるため、頻度は高くないものの平気で集中砲火とか崖際への誘導とかしてきます。死ぬよ?
 現時点では戦闘用のスキルがないので対抗できません。焦らず急いで森を抜けましょう。お礼は後でたっぷり支払います。

 ついでに「木の棒」「ナゾキノコA」「リンゴ」「鍋のフタ」を拾いつつ、

 七色の魔法は魔法としては使えません。ストーリー用です。
 折角だから何かつけてくれよとお問い合わせフォームに送ったら、こちらの円グラフが返ってきました。私は7%の希少要望者のようです。
 ちなみに「Save Orange」に関してはただ一言、「Impossible.」の文字が書き添えられています。諦めんなよ。

 まあ、このゲームはmod制作ツールがゲーム内にありますからね。超能力スキルで「オカルト」って名前なんですけど。
 これは過去を改変できるスキルで、取得すると強制エンド埋めや人物の入れ替え、周回時のスキル引き継ぎなどが可能になります。殺人取得すると自分でオカルトを作ろうという名目で世界を好きに改変できるようになります。これ何のゲームだっけ(1時間ぶり158回目)

 

なぜなら、使い方とはいわば「このスキルの組み合わせは滑らかに繋がる」とか「変化する」といったアドバイスだからです。このため、知っていれば元になるスキルを手に入れた瞬間から派生スキルが使えます。知識最強。
 おまけに、組み合わせの中に起点を知らず使えないスキルがあっても、代わりに動きが似ているスキルを使えば平然と繋がります。例を挙げると壁に叩きつけたあとレーザーで焼く仙力スキル「宝蘭の花籠」では、叩きつけを気力スキル「浸透震技」にしたり、レーザーを魔法スキル「ナイトライター」で代用しても問題なく発動します。
 ただし、どっちも仙力スキルじゃない場合は流石に発動しません。それを許可すると魔法を極めてるのに突然超能力スキルが発動したりしちゃいますから。
 なので応用まで貯めるメリットは性能アップ、派生スキルのショートカット化、派生スキルの熟練度バフ、フレーバーテキストくらいしか無かったりします。しょっぱい。

 つまるところ派生スキルとはコンボのことですからね。