忘れるな。忘れるな。忘れるな。忘れるな。
それでも忘れたなら

君は死期だ。
知るはずもない、過去の僕が積み重ねた願いが、今の僕を突き刺している。
解らない。何も知らない。それでも、やるべきことは。
やりたいことは、ここにある。
僕は死期になった。
その記憶ですらも、もう長くはないだろう。
だから、いつかここを訪れる者に、僕ではない君に、この部屋の全てを贈る。
これはただの自己満足だ。だからどうするかは君の自由だ。要らないからと爆破したってかまわない。
それでも、この部屋を見つけ、この文を読んでくれた君に感謝する。
ありがとう。