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これはあくまで裏で何をしてたかの報道であって、ドラマでも映画でもない
なので巫女と退治の約束はあんましたくない
ここで妖怪バレを引き起こすことになるし、いやまあいいか
けど小説だから盛りたいし……
「ふっふー、ちょっとスッキリしたわ。紫さん、勝手に決め過ぎだもの。これくらいは私も勝手にしていいわよね」
「その割には、ずいぶん手が込んでたね」
「だって普通にしたら後がうるさいもん」
「それで? 聞いた感じだと、正直村ってとこが妖怪に襲われてて。あんたはそれを守りに行く、ってことでいいのかしら」
「いいや。正直村を害した妖怪を退治しに行くんだ」
「それって守りに行くのとどう違うの?」
「妖怪以外は考えない」
「ふーん」
目の前妖怪
リ、付、保
「誰だ! ……あんたは……! 皆、見つけたよ!」
「傍らに巫女。もう疑う余地は無い」
「うっわぁ……ほんとに裏切ったんだ。最低だね」
「……ねえ、レン。何やったの」
「さあ。ボクはただ退治ごっこをしていただけだよ」
「この後に及んでごっこだって……? ふざけるな! こっちはあんたの毒のせいで、一匹やられてるんだ!」
「妖怪にそんなものを使った覚えは無いよ」
「まだしらばっくれるんだ。でも君の他に、誰が仲間に毒を盛る理由があるんだよ。メアリーがやったとでも言うのか?」
「そうだとしたらどうするんだい」
「あの貧弱臆病女には無理だろう」
「なんで今煽ったの?」
「つまりあんたしかいないんだ。許さない。未熟巫女ともども、ここで死ね」
「よく分かんないけど、手間が省けたわ。やるわよ、レン」
「巫女の方は無視! とにかくレンを潰せ!」
「まだ手を出す気は無いわよ。レン、基礎を教えるわ。やって見せてよ」
光弾の出し方
「がっ……! こいつ! 弱いはずじゃ……!」
「吹っ飛んだだけ? うーん、疎密が雑なのかな。こんな感じになるはずなんだけど」
付和雷同、頭を吹き飛ばす
「……」
「これで一匹かい」
「いいえ。この程度で死ぬなら妖怪じゃないわよ」
畳み掛け、光弾押しつぶし
「……と、止めるよ! お前は右から回れ!」
「レン」
「使いようだね」
二人吹き飛ばし
光弾止み
再生しながら
「痛ぇびゃ、へぇか……クソ巫女……!!」
「……まあ、どの程度だろうと私、これで退治はできないんだけど。じゃ、もっかいやってみて」
射出
耐えの態勢
貫通、腹切断
木々折り
「が……?」
「あー、貫通したわね。これも使いようだけど、まずは相手だけを確実に破壊できると応用が利くわ」
「なら、数をこなそう。今度は周りを頼むよ」
「……一匹行ったらごめんね」
不規則に飛ぶ弾
付和雷同分解
リーダーと保証を止める巫女
保証が抜ける
細かな弾を当て、炸裂させて大穴
リーダーを札で封じ、戻る
「なるほど。確かに応用できるね」
「でしょ? それで……ああ、これなら大丈夫かしらね。見てて、レン。仕上げよ」
陰陽玉、分裂させて五個ぶち込む夢想封印
「光弾だけでどうこうっていうのは、もっとずっと修行がいるから。まずはこれを扱うのが吉ね」
「その弾は」
「博麗の至宝、陰陽玉よ。取り出すのは……ちょっと難しいから、止め刺すときは言って。分裂済みを渡すわ」
「そうか。じゃあ、今くれ」
「はい」
流れで保証を倒す
こいつまだ何もしてなくね
リーダーへ
振り上げ
「待って! せっかく捕まえたんだし、話を聞きましょ」
「答えるとは思わないけど。君、名前は?」
「……リグル・ナイトバグ」
「あら素直」
「……皆、終わったんだ。もうお前らしか、私の名前を覚える奴はいない」
「毒だなんだって言ってたけど、何があったの? 誰が亡くなったのよ」
「正直村の一人だ。名前は知らない。机に突っ伏して死んでた。そういえば、横に真っ黒い水がこぼれてたな」
「ああ、ロウか」
「ようやく食べられると思って、私達のうちの一人が噛んだんだ。そしたら……」
「毒だったんだ。全身に毒が回った死体だ。私達は最初互いを疑った。けど止めたの。だって私達、人間を食べるために集まったんだよ? 食べ物を一つ減らして争っても、何の意味もないじゃん」
「そしたら疑うのは一人だけよ。レン。あんたは退治ごっこがしたいって言葉で近づいて、私達を毒殺するつもりだったんでしょ。自分の仲間を殺してでも。そうじゃなかったら、一体誰が毒を盛るのよ」
「……だ、そうだけど」
「ボクじゃないよ。あの時頼まれてたのは人間を害した妖怪の退治だ。死体を弄っただけの妖怪は退治できない」
「それは、あんたが勝手に決めたルールだ! そんなの証明にならない!」
「それに、君達はどうして集団でロウの死体を見ているんだ。一匹ずつ動くはずじゃなかったのかい」
「そ、それは……」
「ふーん」
「つまり、正直村は妖怪に襲われてて? でもなぜか、妖怪が殺してない死人が出たと。で、レンを疑ったけどそれも違う」
ぱん
「よし、情報収集終わり。退治しましょう」
「な……!」
「あとは正直村から聞けばいいもの。妖怪なんてどんな嘘つくか分かったもんじゃないわ。話半分でいいのよ」
「お、横暴! 鬼畜! 蜘蛛!」
「なんとでも言いなさい」
「――そう。じゃあ、軽率巫女」
「虫はしぶといんだ」
羽広げ逃走
「生き汚いわね! レン! 飛ぶわよ!」
「ボク、飛べないよ」
「……そうだった!」
「でも、向こうも飛ばなければいいんだろう」
スターボウスナイプ
ギリギリで躱して逃げ
流石にそんな使い方は想定してない
「……追わなくていいわ」
「どうしてだい」
「見立てが甘かった。あの速さの弾を避けるなんて並じゃない。あいつ、生き延びるのに慣れてるわ。下手に追えば、逆に殺される」
逃がせばまた来るが、飛べないなら追いつけない
「退治するなら、こっちも装備を整えてからね……それより、正直村が心配よ。ねえレン、村はどっちにあるの?」
「正直村はボクらの集団の名前だよ。あの廃洋館に居るはずだ」
「近っ。というか、ややこしい名前ね」
ぎしっ
「わぁ、ぼっろぼろ」
「そういえば、正直村って何人いるの?」
「ボクを抜いて、今は三人だね。ケイ、アサ、インだ」
「なんでこんなとこに住んでるの?」
「たまたまだよ。ボクらは桃の木の下を通ってここまで来た。それで最初に目についた、住めそうな場所がここだったんだ」
「近くの人里じゃ駄目だったの?」
「見つからなかったんだ。一週間は探したんだけどね」
「変ね。人里はここからそう遠くないわ。もしかして、妖怪の誰かが迷わせていたのかしら」
「そんなこともできるのかい。まあ、それでもきっとここに住んでたよ。皆人混みが嫌いだから」
「四人もいるのに」
「四人しかいないからね」
「そうだ。あんた、あの妖怪とどんな関係なのよ。あのリグルとかいうの」
「退治対象だよ。
「……迷いなく進んでるけど、アテはあるのよね? 結構広いわよ、この洋館」
「勿論だよ。まずはロウの部屋だ」
「死体だったのよね?」
「疑うなら、まずは自分の目で見ろ。そう言われたことがあるんだ」
「ふーん。良いこと言うわね、そいつ」
いない
「……やっぱり嘘だったか」
「そうでもない」
変な形のコーヒーのシミ、倒れ込んだ腕の形
割れた窓
「死体だけ運ばれた? でも、妖怪が死ぬような毒が染みてるのよね。一体何に使うのかしら」
「妖怪が多様なら、毒に耐性のある妖怪もいるかも知れないな」
「だったらここで食べればいいのに。あっちに住処でもあるのかし……」
「――っ!」
「どうしたんだい」
磔
「……ち、がう。いくら何でも、あんな事する妖怪は、知らない。……じゃあ……」
「相手は人間かもしれない。そしたら、巫女の仕事じゃないね」
「……レン。あれは誰なの」
「ケイだ。ボクらの中で最も警戒心が強くて、そう呼ばれてた。あれを殺せるなら相当な手練だよ」
「……帰るわけには、行かないわ。まだ二人、生きてるかもしれないのよね。レン、二人の部屋に案内して」
「いいとも」
「……」
「……」
「アサ? 居ないのかい?」
「どいて」
ドア破壊
「これで声一つ聞こえないなら、やっぱり」
「まだ……まだよ。きっと、どこかに……」
「いた!」
「アサ」
「アサ! 起きて! ねぇっ!!」
うす目
「――――君、は……」
「アサ……!」
「……夢、だ……あの、巫女が……………で……」
「夢じゃない! 夢じゃないわ、気をしっかり持って! ねぇっ、アサ!! ねえってば!!」
「…………」
「息がない。死んだね」
「何が、あったのよ……! 一体、ここで! 誰が、何を……!」
「犯人は、最後まで生きてなきゃいけない」
「まだ一人残ってる。インを探そう」
深呼吸
「……行きましょう」
探すけど見つからない
ワインセラーも探すがいない
すでに死んで死体が運ばれていったのでは?
日が暮れて捜索打ち切り
修行開始
このルート、もやもやしたままの修行編が入ってダレる。
その後バレが入るが、これだけでは葛藤が伝わらん。
やっぱいきなり修行→縁切り→出立にしたい。
日が暮れた頃は、インが正気に戻る頃のはず。っていうかどっかで夕食を食べてるはず。見つからないわけがない。
というか、巫女が死体を見つけたなら埋葬する。インが起きて珈琲毒の死体、木に磔の死体、首を刎ねられた死体を見る訳がない。これはインは死体を寄せ集めた場所に転送されてるのか? そしたら自殺が言うほどの自由意志じゃなくなるし運命を越える気がしないが。おまけに木に貼り付けられた死体はなんだという。木ごと引っこ抜いた? そこまでする意味無くない?
「……私は巫女よ。人間が人間を殺したのなら、私の出る幕じゃない」
「…………戻りましょ、レン。修行を始めるわ」
「名、前……どう、し……て……」
「レンに聞いたのよ! 生きててよかった、すぐに治して――」
「
「……それで死んでたら、ただの馬鹿ね」
「違いない」
「混むってほど、人がいる訳じゃないけど。そっちに居るなら、まだ妖怪には襲われにくいわよ。なにせ博麗の巫女が守る場所だもの」
「不安だね」
「……他の退治屋もいるもの」
「
「どんな妖怪が来てるかとか、分かってるの?」
六人組+釣瓶落とし+メアリー+釣瓶落としの相方
狼、宵闇
リーダー格、馬鹿、保証、それなりに頭が回る付和雷同
毒食って一人リタイア、まあ馬鹿の仕業
「
「あまり知らないね。その都度、メアリーが決めていたから」
「……ん?
「そういえば、君の名前は聞いてないな。何て言うんだ」
「巫女よ」
「? 役職は知っているよ。そうじゃなく、本名だ」
「捨てたわ」
「あたしは絶対に博麗の名を受け継ぐの。だったらそれ以外の名前なんていらないし、欲しくもない」
「だから、私はただの巫女よ。呼びたきゃ単に『巫女』でいいわ」
「君、強いんだね」
「あんたに言われると複雑ね……」
面会→修行→出立。
半日眠で9,10スキップ。11行ってイン探し、地下で見つけて12。
……ルーミアと戦ったのは早朝ということにする。起きてるし。昼に解除され半日後になってまた朝。
まだ日も無い朝のことでした。巫女の指した方向に進むと、見慣れたはずの廃洋館に辿り着きます。方方の崩れた壁。外れた玄関のドア。広がった天井の穴、そのどれを見ても実感が湧きません。初めて来た場所のような気がしました。
薄明るい廊下を歩いていきます。あれだけの事があっても、彼ら正直村はここに留まることを選んだのでした。他に行き場が無いのです。楽園の出口が見つからないことは、サグリも知っていた。どんなに危険な建物であっても、森で寝泊まりするよりは良い。
ケイの部屋を叩く。返事が無い。もう一度叩こうとして気付く。呼吸音がしない。代わりに風の音がする。窓が開いているのだろう、ボクは外から回り込むことにした。廊下の窓から庭に出て、端へ端へと歩いていく。遠くでじりじりとセミが鳴き始めた。
角を曲がる。
ケイはとても警戒心が強かった。
そこには
ケイ部屋、警戒心が出てこないはずない
風の音、窓から入ろうと回る
磔のケイを見つける、食べられていない
死んでる以上は周りの妖怪を探すも、居ない
妖怪どこいった
アサ部屋
ノック、開く
寝込むアサ、質問する
首を起こす、目を見開く
微笑して倒れる、顔を見る
死んでる、瞳孔チェック
不安なのだろうか? としても、何も警戒できなくなる量
どうぞと言ってないので開けない、アサに聞く
12が夕食後なので、これがルーミア戦後の夕食とする
すると次の日、ちょうどレンが来るのとアサが虫の息の頃くらいに正気に戻ることになる
これなら11-12間の間もなくタイミング合う、インの人間ごっこが一瞬で終わるが
あと9のロウのあと、10のケイとインが同じくらいに倒れることに成る
展開が滅茶速い、殺意を感じる、藍のやり口ならまあまあ
インのやり口なら……タイミングが一緒なんでいいのでは? 夕食後強烈な睡魔に(自分のせい)
あるいは毒で死んだロウアサと睡眠してたケイインは別口とか。ケイインなら中和剤あってもおかしくないし……そもそもケイは自分で用意した物しか食べてないからな。
ロウアサはコーヒーとハムエッグって大体あたりがついてるが、ケイインは自分で用意したものと夕食。殺すのは不本意だろうしそっちを藍かレン、睡眠をインかレンとすると……
だめだわからん、藍なら一部分殺すの意味わかんないし、インならなんでケイを標的にするのか分からんし、レンだと殺す理由がそもそも無いし回りくど過ぎる。
仮にケイが一番警戒されてるの、インが一番侮られてるのを察して毒盛って誘ったとすると、ロウとアサは何をしてたのかとか、ロウが死んだときにケイは焦り過ぎじゃないかとか、アサが何も知らなさそうなのは何なのかとか。
わからん。
一周して毒持ちの妖怪が隙を見て盛ったのでは? ロウはこれでいいけど、ケイは何なの問題。それにそしたら今度こそレンがぶっ殺すぞ、ルーミア戦後だもん。それで自分の力を知るのもありか?
するとケイを殺したのは誰? インは寝込み、ロウが死んで自分が何もしてないなら、ケイがと。アサが勘違いで殺ったなら、誰がどうやって意識朦朧にしたんだ。これがインの薬なら、アサはマジで何で死んだ。薬の合う合わないって言えば万能すぎるしどこで伏線張るの? 朝にサグリ死んで、夜にドウが死んで次の日ルーミアだから睡眠薬ないと眠れないみたいなのも出せない。というかこいつらにこれ以上変な設定付けられない。
整理。7では誰も疑ってない。8で半分。9で午後にラブポと美しきピエロ、10で夜に朦朧磔、11で朝に毒とブロンド巫女、12で夕方と正気と首吊り。素直に読めば毒無理心中で臆病が自分を仕留め損なう。警戒心はほぼ自分の用意したものしか食べてないので効きが弱く朦朧程度。この二人はいい。
では9、11にいる美しきピエロとブロンド巫女は? 素直に行けばレンだが殺す理由が無い。ここで9に妖怪を導入し、レンにぶっ殺させる。妖怪一団を解散。11は単純に聞きに行っただけ。これイン毒じゃなく妖怪毒じゃないとピエロを目撃するだけの時間が無いんだけど。
いい感じ、あとは10で磔にした犯人。意識朦朧とはいえカギを突破してる。アサで良いや。罪状はロウの死体のことを報告しなかった罪。磔は見せしめ、ちゃんとインに報告した。
一人ずつ仕留めてるということは、無理心中じゃないわけで。やはり罠。
死体をエサに妖怪を誘き出して殺す。
余計なことしないように夕方、インを眠らすケイ。だが既に余計なことはしており、午後の時点でロウが毒殺されてる。むしろこれ見たからインを眠らせたのか。それを見て勘違ったアサがケイを殺す。早朝に毒で死ぬアサ。その後目覚めるイン。じゃあアサを毒殺したのは? インがやるなら早めに起きるか遅効毒か。早めに起きると割れそうに痛い頭の説明がつきにくい。
というか夕食食べてからの記憶がないのに、それより前の午後に死んだロウに対して、最後に死んだやつ扱いしてるのは流石におかしいだろ。というかこの書き方だとどこの夕方でもこいつ誰も殺せなくない………? なんのために人間のふりを始めたんだこいつ?
違う違う、ロウ死体はケイが隠してたんだ。インはロウが死んだこと知らないから最後に死んだやつ扱いでいい。でもそれならアサが報告してないことになる。つまりケイを殺したのはインでありアサはただただ一般人枠。今は巫女を見てるだけだが真実ニアミス枠にすれば影は薄くならないはず。よしインも探しに行け。
あとは毒殺。これインは強烈な睡魔といいつつ寝てないのでは? インの第二人格が寝たあとに動いて毒入り朝食作ってフィニッシュ。朝食時にレンが来る。自決しようとして我に返ってあとは流れ。
会いに行ったときが11のはず、しかも翌日
しかし帰ってきたレンのことを巫女は覚えていない
その前に強くなってないと楽園出口一直線は無いだろうし、修行→面会→神社、の順になる。
ただこうなると、レンが面会を遅らせる理由がほしい。単純に行けば招待状をさっさと渡して考える時間を与える筈だ。一直線で行けるってことは話がついてるってことで、仮にちゃんと招待状が渡せた場合全く考える時間なく開封してレンについていかねばならなくなる。
これはアレか、強くならないと連れさせない的な。
9の美しきピエロは……誰だ? レンの推し活でもしてて毒で幻覚見た?
紫である可能性はないわけじゃないけど、藍が咎めたばっかりだぞ。推定殺害者であるインは怪しいけど、よりによって「美しき」なんて形容されるか、臆病?
レンが毒殺、毒回ってない部分だけ食べたとかも考えたが、良く考えれば後でインがこの死体を見るわけで。それとわかる部分食われたら流石になんか反応してるだろ。もうこれ最後に残った謎として置いてったほうがいいかな……
容疑者がレン、イン、紫、藍、アサしかいない。ケイが殺すならあとの文章と合わせて老獪が過ぎる。一応余った妖怪一団も居るが、毒じゃ食えねえ。藍なら傾国の美女だし行けるか。紫様にあれだけ言っといて自分でやる奴。こいつをピエロと形容するロウ君は人生経験積みすぎだけど。アサはちょっと理由思いつかない。
でも藍が殺す理由も大概なくね? 保護を求めたなら保護するだろうし……紫さん、やっぱスパイ許す気無いでしょ。情報の重要度を上げるつもりだ。表では賛同しつつこれにするか、それとも否定するか。頑なに殺す態度だったらこっちが殺されかねないし表賛同だろうな。
表賛同、藍で暗殺。なぜ殺しやすそうなアサやインや危険度高いケイからじゃなくロウを……? 皆ケイに寄り付きたくなくて後回しにしてない? やっぱ別人なのか? 美しきピエロ。
ロウがなんか持ってるか、最悪運命操作でこいつから始まるか。後者はチープなので基本無し。
レンが実はロウを気に入っててモーションかけてたとかなら分からなくもないが、こいつそんな事すんのかっていうのと何で今ここでやるのかってのと。逆に一番どうでもいいから最初に殺して糧にしたかった?
殺すなら最初はアサだと思っていたよ。
なぜだろうね?
ただ、キミの他に最初がいない気がしたのさ。
そうか。
レン、君は……人に差をつけることを、知ったんだな。
すごいじゃ、ないか……
何にも……等しく、興味が無いのだと、思っていたから。
今の君は……とても……
そもそも、これだと遡及的にメイの命令を無視するか、メイが全員生還を要請していないことになる。良く考えれば、ほぼほぼ自殺行動の暗闇の中に残るなんてことやってたメイだから生還要請しても無駄と思って書いてないならまあ確かにそうかもだが。でも暗闇に残ったのちょっぴり囮役のケもあるし、生還要請は書いてて損無いと思うんだがなあ。
フランドールの一種なわけだし、そろそろフランドールらしさを出していけば良いか。らしさといえば狂気に破壊に魔法群。
禁忌「クランベリートラップ」
禁忌「レーヴァテイン」
禁忌「フォーオブアカインド」
禁忌「カゴメカゴメ」
禁忌「恋の迷路」
禁忌「フォービドゥンフルーツ」
禁忌「禁じられた遊び」
禁弾「スターボウブレイク」
禁弾「カタディオプトリック」
禁弾「過去を刻む時計」
秘弾「そして誰もいなくなるか?」
QED「495年の波紋」
クランベリーらへんなら食わせて殺せるかもしれない。つまり毒で死んだとはインの勘違いであり、内蔵を焼き尽くされて死んだ。これならケイが自殺のはずがないと誤認する理由もまあある。
というかフォーオブアカインド使えば一撃では? でもいきなりここからだと流石にアレだし、影狼戦でクラベリ、ルーミア戦でレヴァ剣と詰めていきたい。
幽体離脱のように、一人が寝ている間に一人が外へ。ロウ殺しにいくレン、しかしロウは毒で瀕死。そのままインの毒で死亡、ここでレンが毒が蔓延してることに気付く。妖怪一団が中毒。毒で朦朧とするケイの部屋で待機してたレン、念入りにケイを殺す。そこへ来る本体レン、分身はそこでレンの背後取って戻る。
そも何で殺しに行った。それくらいにケイがヤバかったから先に何とかしたいって願望か。ならロウやる必要無いし……
毒が誰の仕業かはこの時点では分からないから、ロウから毒の話を聞こうとしたんならありうるかなあ。それでインの仕業らしいと察して口封じして……毒を察してるロウが毒で死ぬってなんだ?
人間を殺すことで妖力を高めていくつもりだったなら、毒で死んだロウは何だって話だし。その分ケイを呪術的に磔で殺すことで、妖力を高めた? そんな記述どこにあった?
午後は、いつもお茶の時間と決めていた。いつもならだた
苦いだけの珈琲が、今日は僅かに甘く感じたんだ。
それが惚れ薬-Love Potion-入りだったとは…
最も大人びた僕は、美しきピエロに恋し幸福のままに眠り
に落ちた。
残りの正直者は三人になった。
どうか痛みなく殺してほしい。
その要請と真っ向ぶつかる毒殺のイン。
なので先行して殺しに行く……インではなく皆を
それならケイが念入りな理由が分からない。こいつ妖怪並みの耐久してないか。それにロウは眠るように死ねてるから、特に問題ないのでは?
もう保留。ケイロウは藍か分身が適当にやったんだろ。互いに相手がやったと思ってる罠。
縁切り儀式後の話……それなら修行も終わってそうだな
修行スタート→9,10→縁切り儀式→11,12→帰ってきて13
今回は縁切り儀式のとこで
それからはすぐだった。あれだけ迷っていた森は紫の助けであっさりと抜け、今では境内からほんの少し見える景色でしかない。
ボクはこの楽園の端にあるという神社で学び、弾の撃ち方や空の飛び方を習った。まるで最初から出来たみたいに身体に馴染んだ。その神社にはボクと同じく習っている巫女がいたが、すぐに追い越した。彼女はいつもむくれ顔をしていた。
修行を始めてからというもの、紫の顔は見なくなった。同期の巫女によると、いつもこんな感じらしい。三日ほどボクに付いてきてくれたことを話すととても驚いていた。そういうとこあるんだ、意外と彼女は言った。詳細は紫に言われた通り黙っていた。
ある日、久しぶりに紫の顔を見た。
「うわぁ! 出た! 退散!」
「久々ね、レ……痛っ、痛い! 貴女もずいぶん成長した……いたた!」
「よし行け、橙! あいつを止めてこい!」
「みこちゃん久しぶり! 遊ぼっ!」
「それで何の用なの? 修行ならちゃんとしてるわよ」
「ちょっと! ちゃんとこっち見てよ!」
「橙が片手間で……確かにそうみたいだな。だが、用事があるのはレンだ。お前はそっちで遊んでなさい」
「……ふーん」
ぼこぼこ
「本題から始めましょうか。あなたに退治してもらいたい妖怪がついに見つかったのよ」
「普通の退治をするって話じゃなかったかい」
「そのつもりだったわ。けれど、これは貴方も退治したいでしょうと、そう思ってね」
「紅魔館の主、スカーレット卿。あなた達を操っていた吸血鬼よ」
「元々奇妙だったわ。あなた達が一体、どうやって境界の綻びを見つけたのか。あの桜の下の道はそう簡単に見つかる場所じゃない。最初はあのサグリって子の好奇心がたまたま見つけたんだと思っていた」
「サグリは無謀にも一人で出かけ、ドウは無策にも一人になった。そしてメイは一人で暗闇で考え続けた。インを私は見逃した。」
「正直村に罪はない。けれど、害があった。運命操作よ」
「退治に乗り気なようで何よりですが……ひとつ、やらなければならない事があります」
「正直村、及び私達との断絶」
「相手は運命操作、それも間接的にすら私を操れるほどの大物だわ」
「あなたは操られていない。そして今後も、操られない。博麗の巫女の力とはそういうものですわ。だからあなた一人に頼みたいの」
「もしも私達が操作されて、間接的にでも貴方の邪魔をするようなら。その対策をするなら、すでに操られた相手とは完全に縁を切るのが最善ですわ」
「縁は切っても、貴方が死なないよう、緊急脱出はさせてあげるわ。たったの一度をね。それにこれが終われば、あなたには自由を与えるわ」
自由を与える→自由を願ったイン
よく考えれば、なんも対策せずに行けば新しく運命操作されて終了する。運命操作の仕様がわからないのが逆に響いてきた。
運命操作が何度も出来ないレアなら、こんな奴等よりもっと生きて帰れそうなやついるだろ。聡明がそれだけ聡明だったのか。それなら聡明だけはなんとしても生かすべきでは。仲間内から殺されることを想定していない運命操作? でも最初三人は妖怪が殺したはずだし……
たしか最初は、情報持ち帰ってきたって思ったから特に荒事は起こさず出てきたはずだ。でも戦闘開始時に速攻で運命操り直せばそれで済む話だろうし。
まさかの運命操作してない説。せいぜいがチャーム。でもそれならがっちりばっちり縁切りする理由がないわけで。やっぱり縁切り以上の何かで来てないか、これ。
やっぱり退治されごっこを始めた場合。別にいいんだけど抵抗してるのが引っかかるのだ……
だからその日、紫がやって来た時は沢山話をしたんだ。
体に馴染むのが不思議だ。それはあなたが博麗の力を譲られたから。前の巫女のことはなんと言っているんだ。妖怪退治で亡くなることは珍しくもないわ。残った四人はどうなった。そう言うと、紫は言い難そうに押し黙った。
「代わりに説明いたしましょうか」
藍の申し出を遮り、紫は口を開いた。全員死んだ。一人が一人の死体で罠を張り、妖怪を退けた。けれどその後疑心暗鬼に陥り、互いに殺し合い、最後はインが自殺したらしい。
そうか、と切って話を続ける。それならボクがそろそろ出る時間なんだな。
「やっぱり感慨は無いのね」
「何にさ」
「インよ。貴方が助けたのに、結局自殺したんですから」
「妖怪はもういないんだろう。だったら助ける意味が無い」
「合理的だわ。貴方、本当は紅魔館の式神なんじゃないの」
「紅魔館?」
ボクの疑問には藍が応えた。裏でボクたちを操っていた組織の使っている建物の名らしい。組織の長はスカーレット。能力は運命を操ること。これでボクたちの運命を捻じ曲げ、この楽園に至るように仕向けたのだという。これはとてつもなく強力で、途中で紫が平然とインを逃がしかけたのはこれに巻き込まれたからではないか、という考察がメイの文書に書かれていたらしい。決定的な証拠は掴めなかったが、その後の調査でかなりその確率が高いことが分かってきた。私が頑張ったのだ、と藍が胸を張っていた。
「それだと、ボクもその能力にかかってるのかい」
「いいえ。それは無いわ」
「お前は博麗の巫女の力を、偶然にか手に入れた。その能力は空を飛ぶ力。あらゆる一切の干渉を跳ね除ける魔除けの力だ」
「おかげであなたにかかっている運命操作は、あなたをすり抜け解かれた。だから運命操作への発見が遅れたとも言うけれど」
これ言っていいの? 相手は火薬庫だぞ、
「けれど、おかげで紅魔館に罠を仕掛けられる。いいことのほうがずっと大きいわ」
「そもそも、どうしてこの楽園を目指させたんだい? 一面森と神社だけで、観光には向いていないようだけど」
「言うわね。正確には分かってないけれど……情報を持ち帰る為、だったと考えられるわ。何せ紅魔館があるのはフランス王国。単純な距離もさることながら、吸血鬼である彼は海を越えるのが難しい。私なら、一度偵察を放って調査をさせるわね。実際、貴方達はこのあとフランスに向かう予定があったんじゃないかしら?」
「フランスってどこだい?」
「北西よ」
「雑すぎませんか紫様?」
「一度上海に帰るつもりではあったから、方角は合ってるね」
「それもう言いがかりですよ」
「……調査の最中、メイの日記らしき文書を発見しました。欧州に向かう予定があったようです」
「)さて。これだけ詳しく言ってるわけだけど」
「読めたよ。ボクに頼む仕事に関連してるんだ」
「そういうことですとも」
「この紅魔館に打撃を与えてもらう。それが貴方に頼む仕事ですわ」
「もはや貴方の他に、情報を伝えられる人間は居ない。スカーレットは貴方を帰還させたがるでしょうね。そこから突き崩すのよ」
「貴方も苛ついたでしょう? 自由意志を奪われ、誰かに操作されたんだから」
「いや、何とも思わなかったけれど」
「……藍」
「お前に行く理由が無くとも、お前は行くことを望まれている。これを見ろ」
インの遺書
君がいないこの世界に意味はない
願わくは、どうか、どうか
君が、自由に生きること。それだけだったのに
「我々がやるという手もある。紫様へ危害を加えたのだから、奴にかける情けはもう無い。だが、願われているのは貴様だ。紫様はそれを尊重なさっているのだよ」
「……そうか。スカーレットっていうのは、これを書かせるほどの相手なんだ」
「え?」
「。
「本当に、あんたが妖怪だったら…………」
「君が退治することになるだろうね。『博麗の巫女』」
「始めようか」
「…………明朝、あんたを退治する。やり残した事があるなら……やって来なさい」
「今やらないのかい?」
「あんたは強いもの。準備が要るのよ。…………逃げないでよ」
「大丈夫。ボクは約束を違えた事はないよ」
「……」
「あんたも……紫さんも、本当に……勝手よ」
「……これってさ、レンと縁を切ったら」
「巫女がレンから得た情報が消えます。あなたを殺す理由もなくなりますね」
「べ、別に私は殺されるのが怖い訳じゃないからね藍! あの巫女くらいならまだひとひねりだし! これは仕事! 仕事の一環なのよ! だからセーフ!」
「承知しております。こんな程度で失望するなら、冬眠直前の紫様ですでに尽きておりますゆえ」
「ごめん!」
午後
臆病、毒の用意完成
相談せずに全員に飲ませ、全身毒化
臆病なので自分一人はできないし、自分だけ飲まずしてバレない自信もない
それがとてつもなく愚かしい行為でも、聡明な彼が死んだ今これしか思いつかない
若干ヤケ、まあ思いびと死んでるし
大人びた、毒が適合せず死亡
妖怪、大人びたが毒で死んだのを見る
やっぱ嵌める気だったんだとなり、全員逃走
普通に襲いかかれば殺せるんだが、恐怖刻まれちゃったかな
その時点で妖怪としてはもうオシマイだろうが
美しいはこの毒死亡が誰の手によるものか理解してなさそう
みんな何故か解散しちゃったので、自分たちだけで遊ぶことにする
今度は退治されごっこスタート
警戒心、大人びたの死体のみ目撃、部屋に閉じこもる
美しいが殺すために部屋にすでに潜伏、捕まえて木まで引きずり眉間釘
分かりやすく木に打ち付けてるのは、そうしないと退治対象が誰かわかんないから
こんな雑な方法は元の警戒心だったら抵抗できた、今は毒効いてるのでちょっと。
しれっと頭蓋骨ぶち抜いて釘を打ち込んでる
盛られた後に勘付いて逆に盛った毒、臆病が復活。
警戒心、眉間に釘で殺害
臆病、朝食の準備、早起き用に意識朦朧の薬を盛る
一日で切れちゃう……という不安
インタールードは毒を盛るときに自分を正当化するための言葉
四日目
早起き、朝食に盛られる
早起き、首刈られる
美しいがやる
実践の時間、ここまで何もしなかったのは美食家にやられた分のダメージを回復するため
臆病、気がつく
屋敷内探索、三つの死体発見
首を食われてる、毒作戦失敗
ショックと警戒心からの毒で正気に戻る
状況を把握、大人びたが全ての原因であると誤解
思いびとがいない世界に絶望し自殺
運命操作をぶち抜いたのは自殺
いろいろ首を食べてみようとしたが、固くて無理だったので全部は諦め
戻ってみれば臆病が死んでる
ポケットに思い人の写真、それを見てからはボクじゃなく僕へ
行く場所なく、とりあえず先代巫女のツテをたどって博麗神社へ
美しい、博麗神社へ
何も知らない巫女を見て美しい、大笑い。
美しい、楽園を脱出
人間が八人減った上、七人の人間は持って行かれた
なお何も知らない妖怪がこの人間食べて何人か中毒者が出た
それ以上に、博麗でもないただの人間が妖怪ぶん殴ってたことのほうがよっぽどニュース。
神社見てた紫がエントリー、藍に頼んで家宅捜索、手記を発見
出ていった美しいを追いかけて手記を持たせ、紅魔館へ送る
見えてしまったのだ。
あり得た未来が、皆がフランを囲み、笑顔で暮らしていた姿が。
過ぎた未来と、消えていくその光景が。
Flamm d’Or。何もかもを焼き尽くす、黄金の炎。
Flammが炎なのに、黄金をくっつけた意味。
dollは英語なのでここフランスだと奇妙に感じる。名付け直しなら全く違う名前をつける。
元はニュイとかだったりしたのか。ニュイ・ブランシェ! 夜なき夜すら統べる吸血鬼! レミリア、吸血鬼にそれはない。極夜はニュイポレア。白色の炎はマグネシウム。工業的に最も軽い金属。炎の性質が少し違う。https://omizu-water.hatenablog.com/entry/2021/12/29/190000
金の炎は緑色。黄色の炎はナトリウム。
二人をくっつけフランシェ。
これ仕置部屋の鍵穴から覗いた姿のそのままでは?
本当はあたりを照らし温める炎だったはずが、焼き尽くす黄金の炎へ。
feu、フウ。火。いや人名にこれあるかなあ……? まあいいか。
パチュリー図書館は縮小版大結界により未来の幻想、すなわち世に出てない本を引き込める。