小悪魔︙図書館司書ーず。妖精メイドのようにいろいろ仕事があるわけではないし、絡む機会も少ないので割と謎が多い。その分自主的に仕事する。
 名前はアルファベットの捩りで付いている。もともとアルファベット関連で呼んだのもあるが、仕事とは別に一人一人にそのアルファベットの書架を管理させるため。たまにギリシャ語がいるのはレミリアの犠牲者。しかし実質犠牲になったのはキー一人という。
 また勘違いされやすいが、小間使いの悪魔で小悪魔であり、魔界階級の小悪魔とは別。悪魔ですらないのがいるけど。
 ローテーションで受付やってる。
 文字数上二十六人しかいないが、その分一人一人が自分の担当する書架に誇りを持っている。まあ、例外がいないこともないが。
 最終的に朝昼晩シフト週休二日に。

「排除。完璧! では帰ろうか、帰りましょー」
アン︙A担当。週刊世界の危機を止めている。ほとんど見られない。魔本は置いておくだけで周囲に特有の魔力を漂わせる。そして週に一体ペースで魔力が混ざりあって魔物が生まれる。これを異界に飛ばしたうえで瞬殺しているのがアン。しかしここは紅魔の図書館。時折とてつもなく強い奴が出てくるわけで。ちょうどその時がパチュリーの覗いた時だった。awesome!
ちなみに彼女が来る前は発生すらさせなかったらしい。パチュリーパパ直々は無理っすよ無理。
シン先生に会いたくなくてこの仕事やってる可能性。いいとこ全部持ってく。
脳筋。
逆刃の鎌を愛用する。君、小でも悪魔でもなくない?

「ひっ! い、いや、そんなことはないと思いますぅ……」
ベル︙B担当。怖がり。主にアンの補佐としてAの整理をついでにしたり、迷える図書館利用者に助言を囁いたり。あまりに目立たないので、見つけた人には幸運が訪れるとされている。悪魔なのに。
スポーツ万能。とにかく体が思う通りに動く。悪魔なのに。
嵐、雷雨、山岳を統べる魔術大公爵バアル。丸くなったなあ。

「さささ、どーぞどーぞ! 今日のコーヒーは(魔術に)自信があるんですよ!」
コア︙C担当。パチュリーの側近(自称)。計算系の本ばかりが並ぶ自分の書架はあまり好きじゃない。だから書架はクーに押しつけ、他のことを主にやっている。他の小悪魔たちの現状把握とか。だからといってCのどこになんの本があるか知らないわけではないが。パチュリーに会いに来たときに見かけるのはだいたいこいつ。最近の流行りはコーヒーにバレない程度に大規模魔術をかけること。魔法ではない。詳細は悪魔的秘密。
大概なレベルで臆病。口達者なのは自分の弱さを隠すため。コーヒーにかけている魔術は頼りない自分の代わりに頼れる主を作り出すため、ほんの少しだけ飲んだ者へ自分の魔力を分け与えるもの。ただし蓄積する。なお、なまなかな主だと魔力中毒起こして死ぬ。
これもディゾルブスペルでぶっ壊れたのだが、何ら変わりなく動くパチュリーにひっそり安堵していた。どうやら伸ばした最大値までは元に戻らなかった模様。常識になってたよ。
魔法が7つともに加えて研究書物の魔法も使えるくせに弱いとは? って感じだが。あれもかなりコグニションで誤魔化してるらしい。
copy、coat、cut。でも何よりcognitionの悪魔。認識できるものなら何でもコピーして盗んで自分の力にしようとする。しかし恐ろしく劣化する。corruptionの悪魔として嫌われていた時期もある。だからパチュリーはガチ恩人。
confession, convert, complete crime.

妖怪の一番最高の日。

「虫は死ね。……あ、おはようございまし、ノーレッジ様」
デイ︙D担当。本名デイ・ディート。『虫殺しのディート』と言ったらその界隈で知らない者はいない。いやどんな界隈だ。その性質のせいでW担当なんかは視界に入るとつい殺しかける。
魔法におけるバグも弾いて無理やり正常に動かすこともできる。しかしバグをなくすわけではないので後で帰ってくる負担が半端ない。
なんかパチュリーに対してよそよそしい。執事みたいな話し方とノーレッジ呼び。何があったのだろう。
ツンデレ。別に好きとかそんなんじゃなくてただ側にいたいだけ。それむしろ重症では?

「いや、別に何も強制されてないけど……。何かあったの?」
エリス︙E担当。目線や立ち位置やらがすごく平行。一定まで立ち入りやすいのに一定以上はまず入れない。例外はサリエル。
サリエルに釣り合うだけの部下になるために修行しに来た。特に彼女が魔界で管轄しているヴィナの情報を知るために、Environmentの本を探しに来ている。
けしてEro本は探しに来てない。
さすがにシンには気を使……わない。
建築した奴がすぐそこにいるが、まあ、知りたいのはそういうことじゃなくて。
exchange。対価の悪魔。
魔界トーナメント審判バイト。強さを見て学ぶ。

「自分がいつも、いつまでも正義だなんて思ったのかしら?」
フィス︙F担当。満たされていることを他人にも求め、満たされていなければ勝手に契約して満たさせる。ここだけ見るとただのいいやつっぽいが、満たさせる内容は心の奥底の願望とは全く違う方向。つまり本来望んでいたものを忘れさせるほど心に別の物を詰め込む悪魔。紛れもなく幸せにはなるからまたたちが悪い。麻薬みたいな悪魔。
パッさんも毒牙にかかる。でも何詰め込んでも魔法に帰結するから諦める。
月は綺麗だ。

「OK、OK。こっちからのお願いはただ一つ。ここから先は不干渉。良いかね」
ジェノ︙G担当。爺言葉と若者言葉が入り乱れる。正体は女装のおっさん。ひでえ。
ヴィナが掘り抜けた旧都とのルートを改装し、テラスにするよう交渉。これで小銭を稼いでいた。ちなみに位置的に旧都に出るより前に湖に出るはずなんだけど、不思議だね。頼れる大人じゃなくて胡散臭いおっさん扱いされてるあたりお察しだけどさ。
アンの実父。

「152,438,13,13896。単位をmに、原点を渾天儀にとるならこうっす」
イタ︙H担当。最後のギリシャ語。微塵もお色気要素はない。空間認識能力に長け、ヴィナと一緒に図書館を飾り付けている。ただなぜか空間の三軸ではなく時間を含んだ四軸をとる。おかげでイリーに気付いた。
パチュリーさんが久しぶりにマトモな悪魔に会ったので嬉々として教える。いやまあ、どっちかというとマクスウェルの悪魔だが。ノイは仕事だし、エルは頼りなくてむしろ支えた。しかしやり過ぎて十一次元まで拡張される。もう同じ目線には立てないな……
ガキ六人組に拡張。エンジョイ勢になったインの代わりに保護者役になる。

「二人といるのは楽しい」
イリー︙I担当。普段は触れることも話すことも認識することすらもできない。出来事を幻想に押し込み「なかったこと」にできる。無意識にかなり足を取られている。誰もが死んだという事実を保管している幻想に逃げ込むも、アリスの蓬莱人形が捉えて引き戻す。
後に都市伝説で肉付けされる。
ガキ組さらに増える。

「僕達の邪魔をしないでほしいのさ」
「あとできっちり戻しますからな?」
ジルとキリ︙J担当とK担当。緑なのがジル。Joking jerk。青いのがキリ。白いのがイリー。三人合わせてジョークキラー。選り好みしない殺人鬼。なお単体ではほとんど出ない。
定期的に誰かを殺しては、何事もなかったように元に戻す。彼らにとっては非常に良い娯楽らしい。元に戻せないと「叱られる」と焦りだす。遊んだあとの後片付け感覚。
昔ある悪魔を河に突っ込んだときはどうしても戻せなかった。純粋賢者の石には流石に勝てない。なんとか中毒症状による死の淵からは蘇らせたが。仕方なく戻せる可能性のあるパチュリー家の図書館に自分たちもろとも移送する。彼女たちも戻すために知識を蓄えてたり、試しては戻したりしていたらしい。
魔界神に会いにいけ? 片付けられないから手伝ってって言えるわけ無いやん?
戻った後はまた念入りに計画を練り始め、そしてここに至る。パチュリー曰く「ローカライズ版鎌鼬」。16tの錘以外では死なない。こいつらですら書庫整理はやってるのにコアときたら……。
ちなみにジルが舞台配置、キリが実行犯、イリーが回帰役。ジルはイリーに惚れている。キリの一人称は僕。

「おめでとう!僕たちの望みを叶えてくれたひと!」
「だったら、これはもう過ぎた力だね!」
魔界的には殺される方が悪いというかなんというか。倒したあとはベルに連れられる。イリーは残る。
Wenn ist das Nunstück git und Slotermeyer? Ja! … Beiherhund das Oder die Flipperwaldt gersput!

「ふふ、夫から手紙が来たんですよ〜。デートもいいですけど、文通もありですね〜。」
エル︙L担当。悪魔だけど天使みたいな羽。しかも性格も天使みたいなふわふわなのでもうただの天使。夫が魔界にいる上、一児(自立済み)の母。何しに来たんだ、こいつ。覗いても延々甘々。そしてかなり弱い。ただ、魔法の吸収効率は半端じゃない。シンとかと一緒に飲みに行く。
この日は合同演習。つながった霧の湖と夢幻館。ワープを対価に演習。それが終わって打ち上げ行ったら、イン毒殺ですよ。前から何度か死んでたみたいだけど。

「赤は偉大! 赤は最高! 赤教よ永遠なれ!」
メト︙M担当。やたら赤好き。わかっちゃいたけど教授とつながりがある。レミリアのスペカをこっそり入れ替えレッドマジックにしたぐらいには赤好き。なお咲夜の袖のRed Magicの刺繍はおぜうさまお手製なので関係ない。好きな言葉は真っ赤な嘘。好きな赤は静脈血の赤。赤い赤は赤の赤。だけど本人の身体に流れるのはヘモシアニン。だからやたらと傷つくのを恐れる。その割に行動は大胆だけど。ミスディレクション。
本名メフィスト・バルト・デルドフなんとか。長いから忘れた。それより赤だ!
魔界戦争このあとすぐ。

「そうなんです、最近魔界はキナくせーんですぜ」
ノイ︙N担当。魔界でも大きな会社でお茶くみをやってるらしく、魔界の事情にはちょっとばかり敏い。自由に現世に行けるようになってから初めて現世に行った魔界人の称号を持つ。頼まれごとを断らないタイプ。それはまるで自分の居場所を主張して止まないような。
クーは積極だが、ノイは消極。というかこいつは情報屋ですし。ユナはその会社の令嬢。
十九歳。
或るメイド2。霊夢EDの魔界人。

「これもまた小さな一歩になるのでしょう」
ロン︙O担当。レミリア犠牲者その二。神父みたいな雰囲気してる。
どんな魔法でも成功する可能性を作れる。しかし生物誕生以下の可能性なので大した意味はない。運命でも操れない限り。
コツコツ積み上げたものが結実する瞬間が好き。だから魔理沙が憧れの人。
そして実家からの刺客。ウィーも刺客だったんだけど、しゃあないやね。
リノを更生させようとしている。メトとは宗教戦争をしている。というか和睦とか習合の落とし所探してる。パイは匙投げた。

「」︙P担当。よく人が入れ替わっている。早い時は三秒で入れ替わる。
どうやら魔界でここの席の取り合いが発生してるらしい。元々のP担当がこっそり席を売り渡したとか。その時にこの大図書館の権利は素晴らしいものだとかなり誇張して伝えたらしく、席を狙って魔界のみんながこぞってやりあっている。
一瞬だけど魔界神も来た。トラップで退場するが。
最終的にパチュリーが取る。
トーナメントで。魔界神と再会する。インの呪いの真相も明かされる。最初は10%のつもりだったが、黒歴史を暴かれそうになったので50%の力で戦う。最終的に51%出される。それでもパチュリーは血だらけになるが。
ここまで予想されていた。元はパイ。プレゼンが上手かった。
「だっはっはっは!ほんと面白い!こんな醜く取り争うとか!」
或るメイド。きせのん篇。

「うあー……なんかやることないかなー…」
クー︙Q担当。なかなか自分の書架に本が増えないのを気にしている。なのでコアのところを兼任している。それでも暇なので戦闘係もやっている。パチュリーの前座やったりアンの代理やったり。それに飽きたらずよく妖精メイドに交じって一緒に働いているのがこいつ。つまりは半ワーカーホリック。暇を極めて自分に問い掛け続けてる。
二人揃ってクアッドコア。それ四人や。コアと親友。
エルなんかは特に助けている。最近はウィーの護衛やってた。彼でもさすがにジルキリは殺そうとしたとか。
レミリア相談中。
中間まとめ。

「……おはようございます。ちっ」
リタ︙R担当。くだらない事で召喚しやがってクソがと思っている。そしてその心を見抜いてなるべく接触しないようにしているのだと思っている。だとしたらとんだ腰抜けだと思っている。飛んでるのはあんたの思考だぜ。でもrevengeやremakeの本が並ぶ自分の書庫はなんやかんや気に入ってる。受付は天職。
貴重なスポーツ万能枠。パルクールだってできる。魔法で手一杯で体を動かすタイプの悪魔は少ないのだ。
レッドヘリング。赤い鰊。問題は誰から見てなのかだが。
メフィによくつきまとわれている。フィグは反抗仲間。ジルキリコンビはきつい。

「せやろか?まあ魔界にも派閥やらぎょーさんあるさかいなあ」
シン︙S担当。シン先生。頭から羽じゃなく角が生えてるせいで少し怖がられているが、中身は気さくな関西弁女子高生。まあ怖がってんのユナ、ゼン、キー、リノ、アン、イリー、ノイ、ジェノくらいだけど。上と下によく恐れられる。ウィーとクーは、うん。それより見たいものがあるから二人共。
割とよく化けては人里に出掛けている。道中の妖怪はだいたい友達。本名はシンギョク。彼氏がいる。しかも同棲中。というか同一人物というか。
後ろにちらちらメト。赤いからな。ベル(裏の顔を知ってる)、アン(弟子)、フィス(抑え)、コア(後輩)、エリス(友達の配下)、ヴィナ(友人)、ジェノ(仕事付き合い)と有名所はだいたい知り合い。
オレンジ連れてくる係。
地震発生。

なんですけど、なんでインやゼンやキーと一緒に駆け付けさせたんですかね? この一件で意識改革進みそうっすね。

「ハロー、パチェーラさん。今日はこちらの本をご所望でしょうか?」
タス︙T担当。主との距離を未だに測りかねている。ついでに名前も覚えかねている。それを除けばトップクラスの常識テイスト。人間に混じってもバレないくらいというか魔力をほとんど感じないし羽も尻尾も胸もないんですけど、本当に小悪魔かこいつ。でもこれくらいまともじゃないとtheで溢れる書庫は対処できない。でも実際はTheは抜くのが普通らしいですよ。
一緒に飲みに行くならこの悪魔ランキング、紅魔館の主を抑えて第二位。よくヴィナやキーやシンやエルと一緒に飲みに行ってる。まれにアン。ちなみに一位は解呪前のイン。まあ、小悪魔に聞けばそらそうなる。
まともに頼れる大人四天王の一人。ヴィナ、タス、シン、エリス。ノイはあれ、仕事ですんで。アンは普段いないし。
どうしても名前を覚えないので、最終的に名前じゃない一般人称ならいいんじゃね、ということで師匠に。二文字で五十音順で上に来る呼び名だったんで最速で決めました。こうすれば普段のメッセスピードが更に速く。やっぱりTASじゃないか。
リノと親友。RTAとTASじゃないか。
話は聞いています。口止めしたほうがいいですよ。ついでに帰ってこないI担当になにか言っといてください。
受け付けローテスタート。泥棒にも評判が良い。

「イエスッ!死に方はやっぱ選びたいよね!」
ユナ︙U担当。魔界に自分の館を持っている。独特の死生観を持つ。誰かと死に方で契約し、主がそれで死ぬまでサポートするというタイプの悪魔。無論サポートの方向は死ぬ方向。久しぶりにただの悪魔。しかし対価は寿命を与える。生こそが罰である発想。
 具体的には、車の事故死を願うとやたらと車の事故に巻き込まれるようになる。代わりに、それ以外では死ななくなる。めちゃめちゃ健康にもなる。本来は余命幾許の人間と契約し、死ぬ前の楽園を見せる悪魔。
 ちなみに、老衰死を願うと億年単位を渡される。年を過ぎれば過ぎるほど健康になり、知覚も過敏になるし、筋力もつく。あとはもう分かるな?
 彼氏のユリックとは生き別れたらしい。ぶっちゃけると、ユリックはぬえ。
フランドール来襲。先輩司書と言っても過言じゃない。
ウィー、ゼン、ユナでガキ三人組。インはそれを密かに守ってた(というか祝福のせいで気づかれなかった)らしい。え、ノイ?あれは……うん、……うん。
リノが個人的に怪しいそうです。

「ふむ……やっぱりここは広く取ったほうが光を取り入れやすいか。…今日のクッキー、甘味が多いな」
ヴィナ︙V担当。アーティスト。少しずつオシャレになっていく図書館はこいつの仕業。あのデカ振り子とか渾天儀とか。どんなふうに図書館を拡張するかという大規模アートもやってたり。イタと一緒に。その実図書館全体で魔法陣描いてるんだけど、それに気づくのはもっともっと先の話。ゼンの憧れ。シンが先生。ベルとは旧友。
 制服がヴァーミリオン。彼氏募集中。よくクッキーつまみ食いしてる。男っぽい。ヴィナの廃墟は最初から廃墟。そう、こいつの作品なのだ。
知識と秘術の悪魔大公爵、ヴアル。ただし手に入れるのは女性の愛。どうしてここでその話をしたかは黙秘します。
タスやキーとよく飲みにいく。メトには何故か嫌われている。本物だからじゃないかな。
リノ。しかしやたらめったら間が悪い。

「あ、これ美味しい……!やっぱり世界系は味わいが違う……!」
ウィー︙W担当。小悪魔じゃなくてガチ本の虫。文字が主食。魔本の文字は食べても食べてもまた浮き出てくるので図書館は理想郷だとか。魔本側からしたら古臭いインクをとっかえられる洗濯感覚とかいうのはウィーの主張。他にも禁書指定のトラップセクションを分解できたりもするので意外に優秀。魔法使い的には無能だけど。本を本として愛せる。挿絵を食べると吐く。
witness。インが突き落とされる場面を見ていた。
weed。魔界ではいじめられてた。
地味に実家からの刺客だが、忘れてた。
リノは魔界で最初に仲良くなった奴。ロンのことは完璧に忘れている。イリーのことも知ってたけど、言う必要もないなと思った。
何も知らない。リノもいない。

「気負う事実は須要ではない。貴女は沖融と平然同等の力量を白日の下に晒せばよい」
キー︙X担当。そして最初のレミリアの犠牲者。元々理知的な奴ではあったが、名前をつけた瞬間バグった。言語の意味を読み取るのが非常に難しい。本人は意にも介していないが。ちなみにコアは何故か普通に話せる。パチュリーをノーレッジ卿呼び。ユナの参謀。
趣味は恋愛小説を書くこと。ハンドルネームは木瀬のん。コアな層(神)に受けてるらしい。
リノ話。
こんにち八雲紫。あのお、普通が解けたから?

「ええ、インですが、どうなさいましたか」
「えぇ!このイン、パチュリー様のためなら何なりと!」
イン︙Y担当。赤髪だらけの小悪魔達の中で唯一銀髪の小悪魔。魔界名物銀の河で呪われた。正確には祝福なのだが。
銀の河の正体は液状化させた賢者の石。現実では水銀だが、魔界では願いを叶える万能の願望器。またかよ。
これに頭から突っ込んだインは、みんなと普通に過ごしたいという願いを叶えてもらった。しかしそれは人が思う普通な行動だけが認識され、異常な行動を取ると認識されなくなるというかなり歪んだ形で叶えられる。
ただこの呪いは遠見には対応していなかった。おかげでニ百年ぶりにパチュリーに発見される。更に記録魔法により完璧に認知。ディゾルブスペルを打ち込まれる。
ただし解けるとは言ってない。適当に作った昔の作品とはいえ魔界神の魔法がそう簡単に解けるかよ。ここから解呪の旅へ。そんなに負担をかけないようにのんびり探すが。
なおパチュリーの最大全盛期なら普通に解ける。寿命をホイホイ売り渡すのやめろ。コアが魔力譲ってなかったら普通に死んでるんだぞ。
普通時代にいろいろな奴の悩みを聞いているので、交友は広め。特にジェノ爺とエリス。意外にもタスからも聞いてるとか。

「ああ、あの本だね!少し待っててくださいねー…」
ゼン︙Z担当。小悪魔の中で多分唯一、男。というか多分男。でも見た目は男というより子供。なかなか伸びない身長がコンプレックス。見た目と優しさでたまに本を借りに来る方々には人気。現在妖精メイドと交際中。そのためアルバイトもたまにしてる。早朝ジョギングで体力もつけてる。交際以外はあとから発覚するけど。
ヴィナが師匠。コアは先輩。魔理沙によく会っては彼女に嫉妬されてたり。
あとからわかるが一番の癒やし枠。