ほんの僅かで、些細で、その先は何かを引用しないと先につながらないような、弱々しい言葉。
それが心に響くなら、それは自分の心から言葉を彫り出したから。
ただの角材に、私達は仏を見ている。

幻想よ――幻想であれ。
たとえ私が暴いたとしても。