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up:: Hourai1-2

眠れないフランドール
羊を数えても、日本語に慣れすぎてもう全く効かない
姉の部屋を夜襲
同じく眠れなかったレミリア、ヒツジはすでに101匹目
月がきっと悪いわ、ぶっ壊しましょう
射程が足りないでしょ、フランドール
いっそ思いっきり頭を使うことを提案するフランドール、本の執筆を進める
あまり本にいい思い出が無いレミリア、油代を理由に断ろうとする
油なら融通できるフランドール、隙を見せたなと本の執筆を推す
いつもならあしらえるので、よっぽど眠れないのがこたえてる
別に他意はない、魔法関係で本は読みまくってるし、姉の書く本が読みたいだけ
レミリアも本読まないわけじゃないけど、それよりパワーとセンスとカリスマと人脈で何とかしたほうがうまくいくし。大体パチュリーが悪い。
とりあえずノンフィクションから始めようということで、執筆しながら昔話

レミ父と盗賊団、上海租界で会う
レミ父は食客として雇われてた美鈴を奪いに
盗賊団は冴月家に盗みに
レミ父見逃す、ついでに運命操作。盗賊団冴月家の跡地を漁る
地下の冴月家の娘を発見、保護目的で連れ帰る

スカーレット家の風景
美鈴担いで帰ってくるレミ父
猛スピードで持って来られたので、気絶してる美鈴
イギリス送り迎えのノーレッジも同席

食事
妙に警備を厳しくしていることについて
お父様は強いのに、どうして
転居の話 
お腹の子供のために、吸血鬼狩りから一時撤退
移住先、幻想郷という楽園について
ノレ:簡単に言ってくれるよ、ほとんど僕任せだのに
僕が常にいられるわけじゃないんだよ。
お父様らしくもないわ、吸血鬼狩りを反対に狩ってしまえばいい
各地の吸血鬼狩りはどんどん強くなっている
家族を護る強さだ
不満げなレミリア
土産の北京ダックで喜び

—二年後

一日目
盗賊団、日本で不明年、東の山へ移り住み二年
桃の木の下の通路を見つけ突入
廃洋館発見、好奇心が装備身につけて遊びに出る
明日のパーティまでには帰る
妖怪が好奇心殺す

二日目
早起きが妖怪と巫女目撃
弾幕の雨が降り出す
美しいが見惚れる
巫女=ピエロに力を貰う
ピエロ事切れる
妖怪側に近づきごっこ遊びを提案、退治後で死にかけの妖怪に話を聞く
手当はするよ、話聞けないと困るし
まずは人間と妖怪の関係から
人間殺しを手引きする代わりにあなた達を退治したい、他の妖怪のところまで案内して
死にかけでこんなん聞かされる妖怪の身にもなれよ、キレるよ
騙して殺し切るわけじゃない、他の妖怪は健在なんでしょ、こんなにか弱い人間が妖怪を殺せるわけないだろう
殺せないけど、悪い妖怪の退治はしてみたい
遊びましょ、妖怪さん
妖怪視点だと怪しいが、命乞いの別バージョンと考えれば納得はできる
苦労して外から呼び込んだ人間たちだ、たとえ巫女が邪魔してても確実に食いたい
こいつは八人の中にいたし、嘘は言ってない
だから怖いが
とりあえず他の妖怪のもとへ
群れてるわけじゃないが、同じ目的のやつは知ってる
そのうちの一人が迷い込ませたのを、みんなで分けて食ってるわけだし
結局は契約成立
連れてきてくれたやつはもう退治済みなので殴りません
一瞬気が咎める、でも無視して進む嘘つき


パーティ
お酒と阿片を多めに、幼いをパーティ会場から誘き出す
妖怪、首一閃
美しい、そいつをぶん殴る
妖怪一匹、かなりの大ダメージ
まあ一回くらいなら契約の範囲内だし、その妖怪が弱かっただけかもだし、死んじゃいないわけだし
臆病、逃げ出す
美しい、縄を切って助ける
他殺じゃないと悪い妖怪が増えないだろ!
臆病、覚醒
聡明、大人びた、警戒心、早起き、臆病を妖怪が暗闇へ運ぶ

偵察の話
昔運命を繋いだ盗賊団
体のいい偵察隊として行ってもらった

美鈴の話
監視付きでやってる
いろんなやつ追い返してる

時にレミリア。友達とはうまくやっているか
心配性よ、お父様。
人と吸血鬼の関係
時折やってくる、血を捧げてもいいという人間
お前は少食だから、殺してしまうほどではない、そこは心配していない
けれど人間の心は変わりやすく、生きる時間は短い
遊びに留めておけよ
図書室で本漁る
眷属化発見、友好の印みたいに書いてたからやった
両者が受け入れると契約成立

三日目
暗闇、聡明だけ置いていって脱出
妖怪、聡明を殺す
殴られたくないので、契約破って逃げる気満々
人間みたいに馬鹿じゃないんだ、一度見ればわかる。あれは駄目なやつだ。
上手く嵌めて聡明が残ったところを食い、暗闇に乗じて逃げる
けど殴られました
臆病、妖怪を察知

午後
臆病、毒の用意完成
相談せずに全員に飲ませ、全身毒化
臆病なので自分一人はできないし、自分だけ飲まずしてバレない自信もない
それがとてつもなく愚かしい行為でも、聡明な彼が死んだ今これしか思いつかない
若干ヤケ、まあ思いびと死んでるし
大人びた、毒が適合せず死亡
妖怪、大人びたが毒で死んだのを見る
やっぱ嵌める気だったんだとなり、全員逃走
普通に襲いかかれば殺せるんだが、恐怖刻まれちゃったかな
その時点で妖怪としてはもうオシマイだろうが
美しいはこの毒死亡が誰の手によるものか理解してなさそう
みんな何故か解散しちゃったので、自分たちだけで遊ぶことにする
今度は退治されごっこスタート
警戒心、大人びたの死体のみ目撃、部屋に閉じこもる
美しいが殺すために部屋にすでに潜伏、捕まえて木まで引きずり眉間釘
分かりやすく木に打ち付けてるのは、そうしないと退治対象が誰かわかんないから
こんな雑な方法は元の警戒心だったら抵抗できた、今は毒効いてるのでちょっと。
しれっと頭蓋骨ぶち抜いて釘を打ち込んでる
警戒心、眉間に釘で殺害
臆病、朝食の準備、早起き用に意識朦朧の薬を盛る
一日で切れちゃう……という不安
インタールードは毒を盛るときに自分を正当化するための言葉

食事風景
不機嫌レミリア
友達と喧嘩した
なお内容は眷属に対するクレーム、残当

成功の話
一人だけだが生き残った
こちらに今呼んでいる

父に早く転居しようと言い放つ
なんでもないと席を立つ

母のフォロー
友達と仲直りしに行ったレミリア

私達は最後でいい、いつでも仲直りはできる
そうやって意地張るんだから、もう。
でも何があったのか気になったので、ちょっと調べるお父様
母は黙ってるのにお父様ぇ……
なんかしらでハンターと交流してたら事だし、定期検診的なノリだろうか
どのみち調べるまでもなくバレるし、調べないほうがいいかもしれない

四日目
早起き、朝食に盛られる
早起き、首刈られる
美しいがやる
別々にしたのはいい木が一本しか見つかんなかったので
釘ぶっ刺したら顔が丸々吹き飛んだ、仕方ないのでそのままで
美しい、死体を一箇所に集める
大人びたまで集めたのは、そもそも半分くらい毒で死んでたし、罪が足りないと思ったので
他はできるだけ自分が致命傷を与えたよ、ということにした
美しい、寝ている臆病を死体の前まで運ぶ
でも姿表してはいけない、巫女が自分の意志で退治しに来てこその退治ごっこ
首をはねられてるって見えるよそりゃ、首から上吹き飛ばされたなんて普通想像つくか?
臆病、気がつく
首を食われてる、毒作戦失敗
ショックと毒で正気に戻る
状況を把握、大人びたが全ての原因であると誤解
思いびとがいない世界に絶望し自殺

ポケットに思い人の写真、それを見てからはボクじゃなく僕へ

美しい、博麗神社へ
巫女役が死んだので、本物の巫女に退治してもらう
お辞儀=首を差し出すも人間はガンスルー。
巫女対象がいなくなった
そもそも退治ごっこを始めたきっかけが、退治をきちんとできていないという幻滅
別人といえばそれまでだが、まあ巫女本人じゃなく博麗の巫女っていう役職に幻想抱いてたっぽいし
どっちの遊びも中途半端
美しい、大笑い。
美しい、楽園を脱出

人間が八人減った上、七人の人間は持って行かれた
なお何も知らない妖怪がこの人間食べて何人か中毒者が出た

それ以上に、博麗でもないただの人間が妖怪ぶん殴ってたことのほうがよっぽどニュース。

幻滅した退治ごっこを続けるのか?
目標が消えた今こそ自分が目標になる。

退治されごっこでも、相手に敬意を評して全力で抵抗する気だった
それで勢い余って殺しちゃうことは……ないわけじゃない。後のフランドールなら手加減下手くそでもおかしかないし。

誰かが死ぬたび、きちんと持ち物はスカブしてた。
だって勿体無いし。その結果正直村が次に向かおうとしてた場所が見つかる。
紅魔館。

仲直り、したの。できたのよ。
だから、ね。お父様。わたし、
眷属についてくるみはふざけんなって感じだったが、一人になって冷静に色々やってみると案外何も強制力なくて許した
見た目の違い? まあ吸血鬼と仲良くなるような人間だし……
許したせいで不完全眷属化でも眷属化進む、父親にバレる

ああ。こないだのことは許そう。

だが。

その糸の絡み方。

お前、その友達を眷属にしたな?

莫迦者! 眷属がどのような物か解っているのか!
主のために、命すら擲つ存在!
未熟なお前にはまだ早い!
発想が前時代、まあ前時代作った吸血鬼だし当たり前だが

お父様のわからずや!
実際早くてミスってるので、クソバッドコミュニケーション
レミリア、自室にこもる
レミ父視点だと、なんか急に眷属増やして帰ってきてる

母、父のフォローに回る
が、このタイミングで来ちゃったので謁見準備
しゃーねーので母はレミリア側へ
本当は失敗して、誰も生き残ってないはずだった
なのにやってくる最後の一人。
クッソ怪しいの分かってるけど、情報は一応持ってるのでそれ抜き取ってから殺す

来る
美鈴、応対
斥候メイド、逐一報告
美しいは止まる、間違えて二回退治したら事だから
美鈴、連れと相打ちで倒れる
美しいは銀ナイフをスカブして先へ
もっと強いハンター? そういうのはこんな怪しいやつと一緒にスカーレット卿の屋敷になんて踏み入らないから……
そういや美鈴はこいつと面識あるじゃん。これ自分が勝ったら入るなってルール出してない?
……通るかなあ? ルールというか、遊びはガチガチに守るが。入ってったほうが楽しいだろうに。……この日は帰っても明日普通に来るんだろうな……
美鈴敗北後、鍛え直しを宣言
ボロボロのままいったってしゃあないので、ちゃんと回復してから

情報を伝えるため謁見
実際は特に目的はない、単に次の目的地として向かっただけ
ついて早々起きたことを聞かれたので話した
褒美を取らせる、何がいい
君たちと遊びたい
いいだろう。何をする?
退治ごっこ。まだ遊び足りなかったんだ

貴様も元より、そのつもりで来たのだろう。

私が運命を操ったのは、七人の盗賊団だ。
そこに貴様はいなかった。

私の運命操作は強力だ。
たとえ誰もが死に絶えても、必ず一人は生き残るはずだったが……

それは叶わず、貴様が来た。
その力を隠しもしない貴様が。

さしづめ幻想郷の処刑人といったところか。

これほどの相手なら、門番よりも連絡を優先すべきであるが。
馬鹿なものだな、華人小娘。

いいじゃないか。君はどうやら話が通じるようだ。

みんなはボクが遊んでいるとすぐに黙って消えてしまうんだ。
けれど君は違う。それに話も聞いてくれる。

もっと遊ぼう。

退治ごっこだよ。君には、退治の条件が必要だ。
でも君は優しいな。もう条件を用意しているんだ。
だったらボクはそれを満たせばいい。

銀ナイフ

君は悪者だ。とても有名な悪者だ。
ボク一人じゃ退治できない。だから、憧れの人を探し出したのさ。
それでも、ボクは一人になるんだ。

(美鈴が刺し違えた案内人の方、案内人が退治したと思ってそのままにしてる)

本当の退治なら、一も二もなく……ただ、消し飛ばすしかない。
でも君は、銀のナイフを突き刺せば退治できると言われている。

それは君が考えた、退治のルールなんだろう。

美鈴ちらっと来て父に言われ母側を守りに行く
美鈴を生かすための方便

レミ母、レミリアと逃走
今度は逃さない美しい
ガチでぼろぼろ、外傷さることながら血を……
こいつの血はやばくないか。妖怪だか博麗だかわからん血だ。
むしろこっちから血を打ち込んで体内から攻撃したほうが……夜の帝王がそんなんでいいのか?
でもまあ子供かかってるし贅沢言ってる場合じゃない。
ボクは君たちと遊ぶんだ。

美鈴と合流
戦力外、まあ元からそんな強いわけじゃないし、歩いてるのがおかしいレベルだし
追いつく美しい
美鈴とレミリアを生かすために立ちはだかるレミ母
フランを捨てるわけじゃない、もうレミ母しかいないから
ほかもみんな立ち塞がってみんなやられた
これがトラウマでパチュリー来るまで不死身の妖精メイドだけ雇ってた
美鈴はレミリアを守るように言われる、いくら何でも二度目は気づく

レミ母も粘るが敗北、陣痛デバフはきついって
レミリアに襲いかかるが美鈴に蹴り飛ばされる
ちょうど瓦礫崩れて埋まる、父の最期の運命操作
母の死体も一緒に埋まる
ちょっとそれは予想外っていうか……
一応美しいがフランを助ける目もあった、でもこのざまである。

死体から生まれてきたフラン、ボロボロの美しいに喰われる
子供や大人は動いて喋ってるから食わないが、そもそもずっと地下に閉じこもってて外の世界を知らなかった彼女には、生まれてきた赤子は「眼の前の遊び相手が何故か隠し持ってた食料」ぐらいの認識しかない
しかないけど、一瞬気がとがめる
それでも無視して食べた嘘つき
意識を失う

もう少しだけ早ければフランや母親は助かった、けど責めてる場合じゃない、レミリアだって何か魔法なり使えればなんかできたかもだし
家はボロボロ、館員は美鈴以外全滅。しばらくしたらノーレッジ卿が来て片付けてくれるとはいえ、被害状況は知っておくべき。
なにより頼るものがほぼなくなったことをようやく受け止めきった今、泣いてる場合じゃないことが分かる。ヴァンパイアハンターから逃げてきたのに全然関係ないやつに全滅させられた上、下手すればその情報がハンターに流れたりして紅魔館の金品とか生き残りが危ない。

ノーレッジ卿に頼……りすぎだしなあ、そこまでいくと。五歳なんだから普通に頼れとノーレッジ側からは思うが。

そして死体を探して掘り返す最中、瓦礫が全部破壊されフランドールが出てくる。血の記憶が混じり記憶喪失。父の攻撃、フランの血、母の胎盤からの血とかが入ってきてる。

事態後、残りはレミリア、友人、美鈴
親友の印と聞いてやったら眷属に
不完全で戻れない、あとから分かるが見た目以外大したデメリットはない
指示に対する強制力すらない
眷属になって一度目の仕事が親を殺された主人の手伝い
友人ハード
それでも手伝ってくれる上にかなり有能
レミリアが寝込んでる間に美鈴被害まとめ
残ってる中では一番強いのでそこそこ話聞く
聞かないやつは友人が一喝
あとは単純労働、瓦礫片付けとか
疲弊する妖精
レミリアのそばで
護衛かねて、友人は護身しかできないし
目覚めるレミリア、美鈴に軽く話を聞く
お目覚めですか
美鈴……

どれだけ経った?
一日ほど。
皆は何をしている
瓦礫の撤去や、付近の清掃を。建物の補修は難航しています。
お父様とお母様は
……遺体は確認できていません。
そう。

レミリア、友人へ挨拶しに
途中でフラン出現
美鈴が守る
レミリア、フラン保護
こいつが出たところが母親倒れたところなので大体察するレミリア
今はほとんどフランなのでヘーキ

会いに行ったあと、ノーレッジ卿来訪
フランはさっきレミリアが休んでた部屋に入れ、応対
補修作業開始、横にレミリア
予感がしてね。来てみたら、このざまだ。
……悲しまないのね。
君の父はいつでも冷静な僕を求めた。だからここで取り乱したりすれば、君の父に笑われてしまう。
僕は近々、国に帰らなければならない。
今回は相当無理をして伸ばしてもらったからね。
図書館を整理しろとせっつかれているのさ。
その前に。

君の父親は僕の友人だ。
誰が殺したのか知りたい。
知ってどうするのよ。
見つけたら考えるさ。
それに、当たりはつけてある。

部屋から出てくるフラン
つきつける魔法陣
レミリア君。その子は誰だ?
身体拭いて服を着替えさせてた美鈴、フランドールと叫びながら止めに
フランドール……?
……私の妹よ。
そうか。

妹バレしたら殺せないので、もっと勿体ぶれ

友人の死後突然出てきた金髪幼女が友人の娘の名前に似てるからって理由だけでどうやったら刃向けられるんだ?
友人がクソ強いのは知ってるので、何かしら弱点を突かれたと推察
娘と同じくらいの幼女。そして得体の知れない力。
説明はつく? せやろか。
印象だけど美しいの持つ力ってどんなルートでも一般人の戦闘ぐらいな気がするが。これは見抜いてほしくないという願望に過ぎないが。だってスカーレット卿もノーレッジ卿も見抜いても納得できるし。
そういや新しい魔法もポンポン作れるほど魔力に長けてるし、魔力だけ見抜いてもいいんでは? いやさそういや退魔の博麗力持ってるのになんで魔力も制御できてんだコイツ。これがもともとの魔力なら初めの初めにスカーレット卿とついてきてるノーレッジ卿が多少なりとも気づくだろう。あとから付いたなら……まあ博麗力の成長倍率もちょっとおかしいし有りえない話じゃ……いや博麗力はパターン構築の能力であって、たまたま冴月と性質が一致しちゃったのが伸び率の原因だ。魔力も同じくパターン構築なら、博麗力は魔力と同じものということになる。人間を辞めることを禁止してる幻想郷、その管理者である博麗の巫女が操る力が、他ならぬ人間を辞められる力と同等とか、……大統一理論なんてものがあるくらいだしありそうだ。でもそれなら他の妖怪たちも気づきそうなもんだが……外の人間を引き込めるくらいに強い妖怪なわけだし。相手の力量を測れないなんてことあるのか? それとも外に出るぶんは博麗力と妖力で打ち消し合ってて無害な人間にしか見えないとかか? 博麗の巫女が実際に魔法堕ちしたら分かることなんだろうが。ああそれなら行けそうだ。
美鈴は嘘にならない事情をきちんと知ってるんだし、そっち話せばいいんでは?

吠える美鈴
お下がりください、レミリア様。
あの方から殺意が見えます。
……率直に言おう。
レミリア君。今すぐその子から離れたまえ。
屋敷に入ってから、ずっと奇妙な感覚があった。純水に身を投じたような、何も無い場所に何かがある感覚。その中心がその子だ。
どういうわけだか、その子は退魔の力を持っている。それも異常なまでに強力だ。それが一分一秒も休まず、生来の妖力と打ち消し合い互いを鍛えている。おかげで外に現れる力は微弱で弱小の妖怪と変わりない。
けれどもし、その持つ力全てを使われれば……正直僕も、彼女に勝てるか怪しい。
その子が何者か分からないが、今の君が抱え込めるような相手じゃない、と言っておくよ。
その隣に、僕の親友の家族がいる。
台無しになってからじゃ遅いんだ。だからレミリア君。もう一度、君に聞くよ。
その子は、誰だ。
私の妹
君の妹は、フランだっただろう。

たとえそいつを殺してでも、

殺そうとするノーレッジ卿
ノーレッジ卿からすれば、親友の一人娘が危険にさらされてる場面
殺してでも止めるのは当然、殺したほうが後顧の憂いもないし
レミリアからすれば妹認定したわけだし、全力で止める
縋れるほど強い誰かなら、止めない選択肢もありそうだけど
ついさっき縋ってたスカーレット卿がざっくり殺されたばっかだし、警戒はするべきだ

ノーレッジ卿の疑いはフランドールを見て氷解した
入ったときから妙な感覚はしてた、たしかに危険に晒されてるのに一向に危険が姿を見せない感覚
フランドールは退魔の博麗力が妖力と打ち消し合いながら互いに高めあってた、システム的には気づかれないはずだが気配みたいなのを感じ取ってるノーレッジ卿
奇妙な感覚の出処を探ると、フランドールが現れた
一撃を外すとバランスを崩し、こちらが負けかねないので一撃必須
そのくせしてレミリアが妹扱いしてる、これ精神作用では? 吸血鬼というか、妖怪全体への弱点なんだが。そりゃノーレッジ卿も殺しかけるよ。
本当に精神作用かどうかはきちんと調べないといけないんだが、その調べてる間フランドールが待ってくれる保証はない。拘束するにも力が足りない。本当に精神作用だった場合、ノーレッジ卿からするとレミリアに影響が出た時点でほぼ詰み。ひどい……
しかも精神作用を疑っちゃう時点でレミリアは曇る。デストラップまたしても。読みきれ! ノーレッジ
どうでもいいがヘルシングみたいなスカーレット卿の変身という可能性が……何でもない。
以上を理解した上で、こいつが親友を殺したことをノーレッジ卿が確信しなければならない
まだ早とちりな気がするんだが、そもそもそこから一日経ってるんだし犯人が残ってるほうが不思議だろ、事前に誰かがまとめた情報を渡してればありえる? でも誰だろうとたとえば冴月が潰されたのを見たのなら、そこにレミリアが近づく事など絶対にさせないと思うのだが。あん? それって美鈴の立ち位置やんけ。いやでもここの近くが母親埋まってる位置やし……
スカーレット卿の死を見た時点で逃げ出した奴なら丁度いいか。スカーレット卿のカリスマでほとんど保ってる関係上、死んだ瞬間に逃げ出したやつは結構いるはず。でもそんな意気地なし……まあしゃあないけど、意気地なしの話をノーレッジ卿は聞くのか? だからレミリアに最終確認……まだこいつ五歳……吸血鬼だから。するんじゃないか。というか意気地無しは生き残る……けど、スカーレット卿がそもそも雇うのか? 生きててほしいとかなら雇う……か? でも卿ならちゃんと妻と子供も守ってくれるやつ雇いそうだけど。だから美鈴。
いっそマインドスキャンなり魔法で精神読みましたのほうが説明つく。でも妖怪って精神でできてるもんだからそれできると強すぎるんだよな。

彼女に対しては、下手な刺激すらも危ういんだ。
だから僕もいつもの調子で喋っている。

やるなら一撃だ。
たった一撃で、全部済ませなきゃいけない。

レミリア君。
この子は、いつ、どこから来たんだい?

駄目っ!

どうしてだ、レミリア君。

君の父親の仇だ。僕にも責任がある。
どうして止めるんだ。

貴方の言うことは分かる。けれどそれだけは駄目、絶対に駄目。そうするって言うなら、私はあなたを敵に回すわ。あなたを殺してでも止めてみせる。冗談じゃないわよ、ノーレッジ卿。その時は、今後一切スカーレット家に関わらないと約束するまで、私はあなたを許さないから。

……分かったよ、レミリア君。

スカーレット。お前は、間違ってた。
レミリア君は、お前が思っていたより遥かに強いぞ。

措置は施した。これで暫く自分を見失う事はない。

ただ、それは今だけだ。この子は強い。成長すれば、今に僕の魔法など容易く解いてしまえる。
そうなったら、レミリア君。君に任せる。

羽根に込めるのは博麗力以外ありえない
吸血鬼の体に退魔の力流れてる時点で悪影響エグそうだし
そうすると魔力の育ちがここで鈍化するので、この時点までの魔力だけで現在のフランドールあんな強さなのかとはなるが。
あと博麗力が外に出る魔力を抑え込んでたので、魔力を留める機構みたいなのが全然育ってない
なので外に垂れ流しになる、狂気が漏れ出す
今は制御できてるのだが、このときについた評判をずっと引きずってる形

違うのよ、ノーレッジ。
ただ、怖かっただけなんだ。縋るものが、みんな急に居なくなって。不安でたまらなかったの。
誰か一人でいい、隣に誰かが欲しかっただけ。誰かが覚えていてほしかった。記憶を共有してほしかった。縋れるほどに強い誰かが、ずっと一緒にいて欲しかった。
私は、誰より弱かったのよ。

父であり、母であり、妹であり、その全てを殺した殺人鬼。
私は、貴女を受け入れた。
かつての貴女の望みのままに。

ここの部分はまた今度、フォーオブ話し合いとかするときに改めて提示すればいい。

これ流石にノーレッジ卿来ない理由がないと意味わかんなくない?
パチュリーに匹敵する万能どチート魔法使いだぞ。親友が死ぬのを黙って見てるか普通。こいつ運命使いだしバレない運命を手繰り寄せる可能性もあるが、それで三人死んだら意味無いぞ。逆にもう一人、ノーレッジ卿まで死ぬ可能性があり、ようやく回避した可能性。娘一人食わせてまで救いたい親友などいるのか。レミリアが生き残るという運命にたまたまノーレッジ卿が必要だった説。あるいはノーレッジ卿を持ってしてたった一人しか救えなかった説。全賭けして父母娘二人からたった一人の生しか救えないらしいバケモンis冴月。成長速度バグり過ぎでは? つい六ヶ月ほど前は境界に対処できる妖怪殴って気絶程度だったのに。これだったらどっかで成長を見せてほしいが。なまじ臆病が手伝ってしまうせいで成長が見えてこない。早起きの首を吹き飛ばすことで想像させる。

ノーレッジ卿の五重結界が全部割られながらも防ぎ、なんでと問われた隙に美鈴が吹き飛ばし瓦礫に埋める。

運命じゃなければ何なのか。魔法を関係なくぶった斬る退魔力。これだと強すぎて冴月弱らせられずレミリアが死ぬ。
よく考えれば移住はノーレッジ卿が担当予定だったわけで、ますます意味が分からない。冴月が来るのは報告のため、それならノーレッジ卿がいてもおかしくないだろう。これまさかノーレッジ卿、大負傷して生き延びた? いやいやいくら強くてもスカーレット卿とノーレッジ卿二人相手してほぼ二キルはおかしいし、どうやったらノーレッジ卿がこいつから生き延びるのかもわからない。それにそれならノーレッジ卿はフランドールを本気でぶち殺すだろこんなん。レミリアとフランという枷がそれほどデカいのか。この禍根はやべぇよ、微塵もハッピーエンドが見えてこないよ。ただただノーレッジ卿を曇らす運命だよ。パチュリーも巻き込んでしまうよ。
ノーレッジ卿存在しない? 実行可能な魔法使い探しの段階だったとか。吸血鬼狩りが激化する中まだ探してる段階とか遅すぎるぞ。レミリアが探した結果見つかったとかなら親友になるのも分かるが。

筆を置くレミリア
分厚さに驚くフラン
そんなに書くことないだろと思って話に夢中になってたら、目に見える分厚さへ
一枚目から読んでいい? ダメ
原稿の置き場所を心配するレミリア
せっかく書いたし無下にはしたくない
大図書館に置くことを提案
装丁も立派にしたいわね
いいわねお姉様。
でも表紙が足りないわね。
大丈夫! パチュリーに書いてもらったから!
なるほど。用意周到ね
……いつから?
最初から。妙だとは思ったけど
まあいいわ。本を書くのもなかなか楽しいって分かったもの。
最後まで乗るわよ、フランドール。
薄明刺す
……ところで今何時?
……四時
ノック、返事、咲夜
ねないこだれだ
手を繋いで窓ジャン
追いかけるメイド
時止め
ルール破壊で時を動かす
印刷所へ
エピローグ

ラスト
小悪魔、レミリアの部屋へ
フラパチュの約束に応じ書いた本を取り立てに
いない
付けっぱなしのランプを発見
ランプを持ち上げ、山向こうの光に被せる
こんなに眩しいなら、明かりはいりませんからねえ。