溢れ出る瑕穢を売ったことによる、人里に大災害が発生するイベント。
本来これは純狐が相手の穢れを外に出して襲わせるスペル。イベント上では、持ち主に穢れが溜まりに溜まった時、外に発散させるというアイテムになっている。
ちゃんと使えば結構スッキリするメンタルヘルスアイテム。心を読まれたときの対策なんかにも使える。ただこのルートでは地下に行かないので金策アイテム。
で、これの問題は
溜まりすぎると自動で発散させるという点。死穢にしか反応しないプレイヤーはともかく、他人に渡ると綺麗だななんて眺めていたら自分から弾幕が出て死ぬという変死体になる。物騒だな。成長するだけの玉の枝を見習えよ。あいつ容量多いけど吸収効率悪いぞ。
もちろんそんなの嫌だと逃走すると全部発散するまで周りに持ち主が躱した穢れの塊がばら撒かれる最悪のアイテム。中身が中身なだけに、妖精には無効なので森でやると誰の迷惑にもならないし、弾幕ごっことして妖精と仲が深まったりするが人里の人間がそれを思い付くはずもなく。
人間にヒットすると死ぬ。本能が地獄で浄化しろと囁く。死ななくても罪の重さに耐えきれず、なんてことすら。何だこの危険アイテム……?
自機組は耐えるが、里の一般人や小鈴は普通に死ぬ。阿求はそれより重いもん背負ってるから。
まあ、人里は流れ弾を回避するスキルを持ってるので死者は少ないが。でも負傷者が心身問わずで出るこれは超大問題。
妖怪にヒットすると人間よりかは耐える。なかなかレアな妖怪が人間にメンタル面で勝つところ。まあ慣れてるしな。
でもそういう妖怪じゃないやつは死ぬ。新し目なこころとか響子は死ぬ。慣れてない清蘭や鈴瑚も死ぬ。小傘は心に後遺症。蛮奇は一、二発なら。上白沢慧音はギリギリ、ギリギリ耐える。でも連撃食らうと死ぬ。
神霊は妖精と同じ扱い。知ってた。
大量殺戮も遊びだから。
正規ルートでは畜生界や魔界や地底に売りつける一品。
僅かな波乱、こどものおもちゃ、完全無欠の古明地さとり。
さて、これを回避する方法とは。
一つは奪い返す。でもRTAでそんなことしてる暇はない。
一つは穢れを貯めない。それは問題の先送り。旦那のご機嫌取りでもすればいいけど時間ないって。
一つはゴタゴタに紛れて破壊。後腐れは無い。何を起こすか、見つかれば火事泥棒。
一つは異変解決者への依頼。一番楽。でも原因探られちゃうぞ、痛い腹を探られる。
一つは無力化。所詮マジックアイテムなので、からくりを知ってればバラせる。ただこんな代物地獄の息とかかかってそうなんですけど。
なんとかリスクを負わずに