up:: Tool
up:: World

大量生産。大量消費。
それが本当にただの「悪」ならば、人類が選択することは決してなかった。

現実の何をも変えることがなくなった今、それは最善の策の一つだ。
何が今の人間に合っているのかなど、いや、何が「その媒体で届く人間に合っているのか」など、作って見せるまで分かるわけがない。

この世界は今でも、人間一人一人が何を見て、何を感じたかまでのその全てを、どこかの何かが知っているわけではないのだから。