むかし むかし
ひとと ようかいが なかよくくらす
「げんそうきょう」という ばしょが
ありました。
あるとき 八人の
正直者たちが
この場所に
やってきました。
それから
冴月麟 LV65535 FFFF:FF
わたしのいばしょ
コンティニュー リスタート
ハロー!
蓬莱だよ。
人形の蓬莱さ!
キミのおかげで
助かったよ。
キミがあの吸血鬼を
弱らせてくれたから。
ボク一人じゃあ
勝ち目も無かった。
キミのおかげで…
あいつは 死んでくれた。
みんなのユメも
取り戻せたんだ!
あはは!
ボクはね、ほんとに長い間
カラッポだったんだ。
ユメを 取り戻して
さいっこうに いい気分だよ。
へへ、モゾモゾ動いて
くすぐったいや…
なになに?
仲間はずれは良くないって?
もちろんキミも
入れてあげるよ。
まだユメは6つしか
取り戻してない。
残りの二つ……
そのうちの一つに 入れてあげよう。
気になるよね?
キミからユメを奪ったら、
キミはどんな表情を見せるんだろう?
楽しみで
仕方が ないや……!
前のセーブファイルには
もう引き返せないよ。
あれはボクが
消しちゃったからね。
ですがご安心を。
臆病者のボクは…
しっかりと代わりのファイルを
作ってあるのです!
キミが死ぬシーンで
上書きする予定さ。
ボクが何度も
キミをグズグズに
するところを…
好きなだけ繰り返して
見られるようにね。
ん。
ボクを止めようとでも
思いついたかい?
フフフ……
全く キミは
大嘘憑きだ。
これは 単なる
悪夢だ……
……永遠に
目覚めることはない!
あはは……
ボクがこんな程度で
満足するわけ
ないだろう…
……キミを一回
殺しただけでさ!
そ…… そんな!!
こんなこと……
ありえない!
お前……は……
ファイル1をロードしました
全く 大ウソツキだ。
ははは……
ホントに考えたの?
ボクを倒せるって?
ウソはやめなよ……
ボクに勝てるわけ
ないんだから。
ボクはこの世界の
勝利者なのさ。
それに比べて……
負け犬の声の
なんと虚しいことか!
ここで一人
誰にも知られず……
朽ちて 壊れて
消えてゆく……
そう……!
役立たずの
仲間たちが……
…… キ ミ を
助けることはない。
さあ、ほら
呼んでみなよ
キミの声は……
闇に
吸い込まれるだけさ
「パパ! ママ!」
「だれか
たすけて!」……
いくら叫ぼうと
無駄なのさ!
……
しかし、だれも
こなかった。
ざーんねん!
誰も……
キミの死に目に
逢えないなんてね!
あん?
なんだこれ……?
いいや、
それなら……
どうして……?
力が使えない!
ユメが……
……なんの
つもり……?
おい! やめろ!
私に従え!
やめろ!
おいっ!!
やめろおおぉぉ!!