「いってらっしゃい。気を付けて」
「おかえりなさい。無事で何よりだわ」
金髪碧眼で常にふわふわ黒服の少女。でも舌出しとナタと血が似合う少女。ぺろっじゃないよ、にちゃあっていってるよ。
クライシアの時からちょいちょいいる、いつも行き帰りの挨拶と助言をしてくれる女の子。瞬きしない。これはただの癖。
それとは関係なく、見ていると頭の中を徐々に白に塗りつぶされるような感覚に陥る。人によっては気持ちいい。大抵の人は死を覚悟する。ちなみにこれ、名前を盗まれた弊害。
これを応用すると、末期症状の三波の能力を消せたりする。でも大体その後廃人化する。いや、末期症状は普通それだけで廃人だけど。