「ほんと、貴女達といると飽きないわ。いつもありがとう」
仲間と共にある吸血鬼。本編開始前にこいしとぬえとなにがしかあったらしく、常識補正と主人公補正が付いている。口調はカリスマ。
カルテット最強だが、本人はいつでもクールなぬえが最強だと思っている。憧れ。
相対を過剰に恐れていたのも今は昔。狂気の中身。誰にも観測されていない時、自分は死んでいるのではないかと思い込み、それを回避するためレミリアと一緒に寝ていたり、フランの寝相が悪いがゆえに夜になったらレミリアが肉片になっていたり、迷惑をかけないために寝相補正魔法を『開発』したり(初魔法)、それをいちいちかけるのがめんどくさいから羽に結晶化して吊り下げたり、最終的に自分で自分を観測するためフォーオブアカインドを習得したりしたのも今は昔。だから分身は全て本物。
それでも相対的な他人が怖いから引きこもっているのだが。関わると運命がつながって狂気が漏れだすらしい。それはいけないと運命の糸を羽に接続し、狂気をそちらに溜めている。
ただ忘れないでほしい。狂気とは逸脱ではなく、妄想に過ぎないということを。
名前の意味はLa Flamme d’Or。フランス語で『黄金の炎』。ただし一言も両親はそんなこと言ってない。嘘も方便。
フラン編で能力を半分というかアカインド二人分持って行かれているが、それでも揺るがず最強とかいうチート。性格もノリもいいから完璧強者。
これだけ盛っても埋もれる紅魔館とかいう魔界。
ちなみに破壊のカラクリは姉と同じ運命操作。運命とは物一つ一つに付いた糸のようなもので、手繰れば出会えるし、絡ませれば長く付き合う事となる。
物体の目は最も緊張している箇所であり、フランドールはこれに運命の糸を伸ばして繋げ、引きずり出した上で適当に握りつぶして連鎖破壊している。なので基本的に逃げられないし、末端に至るまで完全破壊する。
また、強めに破壊しすぎると運命のつながったもの、すなわち関わった物体の運命へと連鎖する。最初はこれがアトランダム。こいし編で選べる。ぬえ編で破壊そのものの加減が可能に。正邪編でほぼ完成する。そしてみとり編でノーモーションまで成長するのだった。だから隕石の時は幻想郷はマジピンチだった。代わりに月人の靴が砕けたとか。
なお破壊で壊れたものは基本直らないが、レミリアが他の運命の糸と撚りあわせればその撚り合わせた運命の物と半々ぐらい混ざって復活する。よっぽど早くに気づいた時だけだが。幻想郷は何と混ぜたんですか?
こう聞くと下位互換みたいだが、レミリアに破壊は使えない(運命の糸は普通切れるものではない)のでオンリーワンの個性ではある。
戦法はテクニック寄り。お前までテクなら誰が前衛すんだよ。紅霧異変時まで外に出たがることとか滅多になかったので、姉に外でのトラブルを引き起こす対象としては無意識に外されている。解決したトラブルだと思ってませんか?
本気で破壊すると本当になんの痕跡もなくなる。それこそ死んだことすら誰も知らないほどに。全盛期は体を破壊し、記憶を破壊し、人格を破壊し、関連した出来事を破壊し、最後に自分と他人の記憶から名前を破壊という超徹底した死体隠蔽みたいな精度を出せる。もちろんうっかりすると世界が滅びる。
ただこれ名前指定なので、蓬莱人形みたいに名前が無いと破壊できない。そもそも運命が名前指定なのだけども。
実はあの三人は魔法使いを表しており、ただ一人の魔法少女として三人を終了した抜け殻……という説。