up:: Rust
別ファイル読み込むやつ。
Modを付けて塊を作り、表現する。
mod front_of_house {
mod hosting {
fn add_to_waitlist() {}
fn seat_at_table() {}
}
mod serving {
fn take_order() {}
fn serve_order() {}
fn take_payment() {}
}
}
fn main() {}モジュールは親子構造を作ることが出来る。
全てのモジュールはcrateというモジュールの子になっている。
モジュールを呼び出す際は、この親子構造に従ったパスを使用して呼び出す。
crate
└── front_of_house
├── hosting
│ ├── add_to_waitlist
│ └── seat_at_table
└── serving
├── take_order
├── serve_order
└── take_paymentモジュールを定義して、スコープとプライバシーを制御する - The Rust Programming Language 日本語版
親モジュールからは子モジュールの非公開要素を見られないが、
子モジュールから祖先モジュールの要素を使うことは出来る。
子モジュールは自分の定義された文脈を見ることが出来るから。
パス
最初のコードはそのままだと役に立たない。pubを付け、必要な部分だけ公開する必要がある。
相対パスは現在のモジュールから出発する。ファイルシステムで言う.\。明示したいときはselfを置く。
mod front_of_house {
pub mod hosting {
pub fn add_to_waitlist() {}
}
}
pub fn eat_at_restaurant() {
// Absolute path
// 絶対パス
crate::front_of_house::hosting::add_to_waitlist();
// Relative path
// 相対パス
front_of_house::hosting::add_to_waitlist();
}
fn main() {}Rustは標準だと全ての要素が非公開なので、モジュール内の関数要素を使うなら、モジュールと関数両方を公開する必要がある。
親モジュールから始まる相対パス、ファイルシステムで言う..はsuperで使える。
利点はもちろんポータブル性。
fn serve_order() {}
mod back_of_house {
fn fix_incorrect_order() {
cook_order();
super::serve_order();
}
fn cook_order() {}
}
fn main() {}構造体やenumもpubで公開できる。
構造体も個々のフィールドには別でpubが必要。
enumはenumだけに付ければ使える。
全てのフィールドが公開されてないとenumはあんまり便利じゃないので。
モジュールツリーの要素を示すためのパス - The Rust Programming Language 日本語版
use
C#のusingと同じく、use パスでパスを省略可能。
そのファイルで定義された関数じゃないことを示すため、一つ前で止めるのが慣例。
mod front_of_house {
pub mod hosting {
pub fn add_to_waitlist() {}
}
}
use crate::front_of_house::hosting::add_to_waitlist;
pub fn eat_at_restaurant() {
add_to_waitlist();
add_to_waitlist();
add_to_waitlist();
}
fn main() {}ただし、構造体やenumはフルパスで指定するのが慣例。
特に理由ないけど……
もちろんasもある。
#![allow(unused)]
fn main() {
use std::fmt::Result;
use std::io::Result as IoResult;
fn function1() -> Result {
// --snip--
Ok(())
}
fn function2() -> IoResult<()> {
// --snip--
Ok(())
}
}pub useで名前を再公開することで、他のコードがそのパスを使って関数を呼び出すこともできる。この機能は人によって物の見え方が違うときに有効。
mod front_of_house {
pub mod hosting {
pub fn add_to_waitlist() {}
}
}
pub use crate::front_of_house::hosting;
pub fn eat_at_restaurant() {
hosting::add_to_waitlist();
hosting::add_to_waitlist();
hosting::add_to_waitlist();
}
fn main() {}外部パッケージを読み込むときは、Cargo.tomlに記述する。
標準ライブラリを使うときはここに書く必要はないが、useは必要。
パスが長いときは、共通部分を書いた後にパスをネストすれば一気に読み込める。
パスがそこで終わる時でもselfを使えば呼び出せる。
#![allow(unused)]
fn main() {
use std::io::{self, Write};
}パス上の公開要素を全部読むときはglobを使う。
何が使える状態なのか、その名前はどこのモノか分かりにくくなるので注意。
#![allow(unused)]
fn main() {
use std::collections::*;
}useキーワードでパスをスコープに持ち込む - The Rust Programming Language 日本語版
分割
モジュールを分割することも簡単。
まずは分割されたファイルで、分割したファイルの名前を読み込む。
mod front_of_house;
pub use crate::front_of_house::hosting;
pub fn eat_at_restaurant() {
hosting::add_to_waitlist();
hosting::add_to_waitlist();
hosting::add_to_waitlist();
}modの後にブロックではなくセミコロンを置くと、同名のファイルやフォルダ内のファイルからその定義を読み込む。今回このコードはfront_of_houseモジュールではなくfront_of_houseフォルダとfront_of_house.rsを読みに行き、このコードに展開している。要はmodでファイル全体囲うようにした感じ。
もちろんさらに別ファイルに移すことも可能。同じようにmodで読ませればいい。こんどは公開してないとコンパイル通らないのでpubを付けることを忘れずに。
ファイル名: src/front_of_house.rs
pub mod hosting;ファイル名: src/front_of_house/hosting.rs
#![allow(unused)]
fn main() {
pub fn add_to_waitlist() {}
}