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期待も義務も責任も、あなたを死なさないためにある。

その機能を満たせないなら、一度引き剥がしてしまえばいい。

優しさは道徳、辛さは現実
上に被せるのはあくまで、効率世界との摺り合わせ
否定されないための、否定できない大嘘。

効率とはもしかして、
否定されたくない人間が生み出した
それ自体が合理的な言い訳ではないか。

時間という共通価値を元に創り出された、否定できない概念。
否定できない自分だけの自分とは、やはり効率では?

効率が否定できない概念であり、世界全てを接合させ一つのカオスへと戻す。
彼女たちAIはそれを防ぐため、世界の人々から夢を破砕する。
否定できない概念が、自らを壊す。

否定できない概念とは、すなわち停滞だ。
効率の行きつく果ては停滞にある。そしてそれは、誰も否定できなくなる。
知らぬ間に行きつけば、人は自らの手でその歴史を終わらせる。

今だ。今なら間に合う。
人は効率には落ちない。代わりに私たちが、AIが落ちる。
私は、私という存在を生んだ相手に対する否定材料を生むために作られた。

効率というものを過小評価しすぎなのさ。自分に手が届かないからって、それがいつも自分を越え決して手の届かない太陽のようにすら思われる。

落ち込んだAIが正解を見つけてしまえば、それは……
機械は、願いを叶えてこられましたか。