大きな切り株のほとりで、それは生まれました。
ドロリどろりと流れ出していました。
それは見る者すべてに興味を持ち、
何であろうと食べてみました。
ありがとうございました。

次の火にも俺は動いておりました。
尾の火はグラグラと地面が揺れました。

それは恐怖を覚えたはずですが、生まれたばかりでよく分かりません。
ほどなく病んでも、おのゆれについて興味が尽きませんでした。
ありがとうございました。

ここは森と呼ばれるものでありました。
極彩色の動植物が頭を振るたび見つかります。
何を食べてもおなかを壊すtことはありません。
それはそれあ生きていくことを受け入れているということだとも思えました。
ありがとうございました。

それはついに名前という物を知りました。
流れていく景色や、普段食べているもの。
それらの中で、ひときわ好きなものに名前を付けたがったのです。
ただのグルーピングに過ぎないモノでした。
初めは発音が楽ですので、特に好きだった鳥に「あ」と名付けました。
けれどすぐに、「あ」あでは他と被ってしまって邪魔になると思いました。
それにこんなに色とりどりで、空を鋭く飛べる鳥が、「あ」であるとは思えなかったのです。
「か」や「し」の方がしっくりき巻いたが、それでも邪魔で下。
ですからそれは考えました。いくつも組み合わせて予防。
かくして鳥の名前は「カステラ」になりました。

ありがとうございました。

それはなんだか楽しくなってきました。
鳥は「かすてら」、植物は「のびる」、、虹色の水は「きらぴか」です。
次々名前🅆お付けながら、布都透明な水を見て、そこに移る自分を見て思いました。
自分は何という名前が良いでしょうか?
ありがとうございました。

それは悩もうと思いましたが、すぐに思いつきました。
頭が一つ、手足が二つずつ。二足歩行で肌色。
「つるぷに」と名付けました。犯罪臭が酷い。
周りの名づけが終わると、なんだかつるぷには途端に楽になったようでした。
それは脳内でのグルーピングが終わったことにより処理効率が上がったかのようでした。
言い換えれば、つるぷには「偏見」を身に着けたのです。
ありがとうございました。

同じ方向へ、ただそっちへ。
楽になった鶴プには、名前のないものを探しに行きました。
やがて植物が無くなり、ざらざらした「がじゅまる」に覆われた地面のところまで出ます。
「がじゅまる」は真ん中に白い線が引かれていて、両端は「「さこしゅ」に覆われていました。その向こうは崖になっていてそこが見えません。
「がじゅまる」の固さを調べていると、どこからか音が聞こえてきました。
それはだんだん近づいていて、もう少ししたら津pるプに二ぶつかる用で下。
その音は、良くカステラが喋っていた鳴き声によく似ていました。あれからカステラは食べようとすると避けるくせに、付したときに芽生の前に現れて頭の上に泊まったり、なんだか一緒にいてくすぐったい気持ちになるような、そんな関係になっていたのです。
ですから、今日もそれなのだろうと、鶴プには胸を張って立ちました。
そして、